体高があり、肌はスベスベでヌルヌル、身はきめ細やかでクリーミー 、追星がクッキリ、美味・・・、琵琶湖産鮎のイメージだ。
体表がザラザラしているのが養殖、人工種苗できめが細かいのが天然ものという分け方もできる。
この違いはどこからくるのだろう。
「アユの科学と釣り」によると、ウロコの数が関係しているらしい。
一般的に人工種苗はウロコが大きくて少なく、背ビレの付け根から側線にかけて階段状に並んでいるウロコ(側線上方横列麟)の数によってスベスベ&ヌルヌル度?が決まるというのだ。
人工種苗は15~20枚前後、天然ものは19~25枚前後、琵琶産は24~28枚前後に達する。
ウロコが小さく数が多ければ体表が滑らかになるのは当然である。
琵琶湖産鮎の人気はその追いの良さだけでなく、美しい体型と手触りの良さにも依るのだろう。
しかし、身がきめ細かくヌルヌルしていることはバレたり身切れの原因になる。特に初期の琵琶湖産は身切れが原因でバレまくることがある。
また、肝心のオトリ交換時にヌルッと逃げられることもある。
ベッピンさん?を手に入れるには優しさと慎重さが欠かせない。