高原川の漆山で「見釣り」をやるとは思いませんでした。
先入者が多くポイントが限られていたし、遠くまで歩く根性がなかったので、「こんなとこで~」という渕尻のプールみたいな所でやってみました。水深は50cm~1m20cm位ですかね~。大きな石が点在していて、何かやる気のないような鮎が溜まっている休憩場所です。
しかし、陸から鮎の動きを観察していると、そこの鮎の中に猛烈な勢いで侵入者を追い払っている鮎が居るんです。大きくて黒っぽい縄張りを持っている鮎です。これはもしかしたら掛かるんじゃないかと思いオトリを放ちました。出し掛かり、その後も付き鮎、遊び鮎、群れ鮎が飽きない程度に掛かります。
縄張りを持っている鮎はほぼ100%の確率でハリ掛かりしました。遊び&群れ鮎は交通事故だと思われます。一度けられた付き鮎も暫くするとその場所にもどってきます。そしてついにハリ掛かりしてしまうんですね~。
縄張りを持っていた鮎が釣られた後に比較的早く次の鮎が付くこともあれば、しばらくは空き家になることもあります。やはり後者がほとんどです。縄張りをオトリ鮎が早く通過してしまった場合は、引きもどしもう一度泳がせるとハリ掛かりします。4.5匹捕ったら瀬に行こうと思っていましたが、コンスタントに掛かるので午前中動けませんでした。
闘争心の強い鮎は突進し反転した瞬間にハリ掛かりすると言われていますが、昨日の見釣りではほとんどが直線的な追い方でした。やはりオトリの腹の辺りめがけて体当たりしている感じです。ケラレは数え切れないくらいありますね~。また、ラインに鮎が触れる感覚も見釣りをしていると明確に感じ取れます。とても勉強になりました。
Sight FISHINGで20匹以上掛かるのは珍しいです。琵琶湖産の追いの良さが理由でしょうかね~。野鮎がハリ掛かりする瞬間って意外にあっけないです。そのあっけなさを追究するのが友釣りなんですね~。