友釣りでの今までの外道は、ハヤ、ウグイ、モロコ、カワムツ、アマゴ、カマツカ、ニジマス、ニゴイ、ボウズハゼ、ヨシノボリ、ナマズ、カラスヘビ??くらいだろうか。ウナギ、イワナ、カワネズミ??は掛けたことがないと思う。
昭和60年代、中部天竜でよくナマズを掛けた。B型下藤ヶ瀬の開きは今よりもずっと深くプールのようだった。とても渡渉することなどできなかった。その深トロには多くのナマズが住み着いていた。オトリが根掛かりしたり、弱って動きがにぶくなると、ナマズに喰われたり、追っかけられたりした。つまり、釣り方が下手だとナマズにやられてしまうのだ。
そんなわけで自分は何度かヒットしてしまった。まだ細めのナイロン(0.2~0.25号)を使っていたので、ほとんどドンブリだったが、2.3度奇跡的に取り込んだことがある。大ナマズをクーラーに入れ持ち帰ったことが一度あった。家でクーラーを開けると、そいつは氷の上でまだ生きていた。即家の水槽に入れてみたが結局は死んでしまった。ナマズの生命力の強さには驚いた。
中部天竜の藤ヶ瀬が浅くなってしまってからは、そこではナマズは掛からなくなった。初めてナマズを掛け、オトリの下にグロテスクなその姿を見た時の衝撃、恐怖感??はしっかりと覚えている。厄介な外道だったが、掛からなくなりなぜか寂しい思いもある。
ナマズは料理の仕方によってはけっこう美味だと言われている。水が綺麗なところのものは美味しいのかな~。

最初のヒットでは、居るはずのない「オオサンショウオ」だと思った。