毎年春が近づくとなぜか大学時代を思い出す。鮎の話題がない分、タワイモナイ内容が続きますが・・・。
大学から下宿にもどると部屋の前の手すり鳩がとまっていた。両足にリング??がはめられていたので、伝書鳩かなと思った。あどけない表情で手すりにとまり羽を休めているようだった。近づくと手すりの上を移動するが飛び立つ気配はない。きっと長旅で疲れているのだろう。そのままにしておき銭湯に出かけた。
大学から下宿にもどると部屋の前の手すり鳩がとまっていた。両足にリング??がはめられていたので、伝書鳩かなと思った。あどけない表情で手すりにとまり羽を休めているようだった。近づくと手すりの上を移動するが飛び立つ気配はない。きっと長旅で疲れているのだろう。そのままにしておき銭湯に出かけた。
しかし銭湯からもどってもまだ手すりにとまっている。辺りはもう暗い、咄嗟に泊めてあげようと思った。洗剤が入っていた50cm四方のダンボール箱の底に広告紙を敷き寝床を用意した。問題は鳩を捕らえることができるかだ。でも鳩は簡単に自分の手の中に入った。捕られえられるのを待っていたかのように。
鳩を箱の中に入れた。まったく暴れない。蓋をしめ本棚の最上段に置いた。天井すれすれの位置だ。その後も鳩はじっとしていた。夜中に「クークー」と鳴いていたが朝まで落ち着いていた。
鳩を取り出し最初にいた手すりの上にもどした。まだ飛び立とうとしない。自分は旅の安全を願い大学に向かった。大学からもどると鳩はもういなかった。目的地まで行ってくれたのだろうか。幼少の頃、祖父母が家に迷い込んだ鳩を一晩預かり翌朝離してあげたことを記憶していたため、鳩を預かることに抵抗はなかった。
なぜ自分のところに来たのだろう。鳩がとまっていた手すりは長かったが自分の部屋の前から動かなかった。たまたまたなのか。オヤジが死んだ後だったのでオヤジの化身だと思ったのかもしれない。

こんな感じやったんかな~。