「引き抜き」をやるようになったのはいつごろだろうか。
80年代前半はまだ寄せて取っていたと思う。バカ(手尻)を1ヒロ半~2ヒロくらい出して釣っていた。ナイロン0.2号でもトロ場では27cmを寄せて取ることができた。まあ、竿も軟らかかったのでそんなことができたのでしょう。
「引き抜く」ようになったのは、初めて9mのカーボンロツド(NFT??)を買ってしばらくしてからだと思う。ロッドがまだ重く反発力ではなく、両手を使い腕力で抜いていたため、ホームラン、顔面直撃などトラブル続きだった。現在よりも高い位置(肩~顔)でキャッチしていたと思う。
「引き抜き」が加速し、バカがだんだん短くなり、相当の大型でないと寄せて取らなくなってしまった。
なので、たまに「寄せ取り」する時のギコチナサを実感してしまう。「寄せ取り」が下手になってしまったのだ。
寄せて取るといってもバカはほとんどないので、道糸を早めにつかんでゆっくり慎重に寄せ、最後は右手で左手のタモに落とし込むといった感じではない。手の届くところまで寄せ、左手でオトリ下の鼻環ハリスをつかみ、左腰のタモに高い位置から落とし込む、あるいは金魚すくいのように直接左手のタモですくい取る方法だ。
バカが長いころの「寄せ取り」は一連の動作が流れるようであり、趣があり、美しさを感じた。今の自分の「寄せ取り」は緊急措置であり、なるべく道糸をつかまないようにしている。ドンブリが怖いのである。
「引き抜き」が中心であっても、「寄せ取り」の意義は大きい。
友釣りの真髄が、「寄せ取り」にはあるように思う。

三平のような綺麗な「寄せ取り」ができませんね~。
業務連絡??? 10/4(土)昼、浦川(竹藪)にてBBQをやります。美味しいお肉を用意します。参加希望者は早めに連絡をくださ~い。