5/19(土)東レカップの下見は絶不調。上流から白石まで釣り下がり、白石の真ん前でようやく2匹目。小型でとても泳がないため、再度養殖ちゃんの登場。しばらく泳がせていると、真っ黒なヘビが水面上にS字を描きながら対岸からスイスイと自分に近寄ってきました。友釣りをしていれば決して珍しい光景ではありません。よくあるヘビちゃんの川横断です。
水中糸にぶつかってはいけないと思い、避けようとした瞬間にな・・なんとヘビちゃんに4本錨がヒット。がっちりと体の真ん中あたりに食い込んでしまいました。複合メタル0.04号、付け糸ナイロン0.25号ではもたないと思ったが、ヘビちゃんは魚と違い水中には潜らないため、切られない。ヘビちゃんは必死で対岸ににげようとスケート選手のように水面上を滑っています。
何としてもオトリは確保しないと。5分くらいのやりとりで漸く岸にヘビちゃんとオトリを上陸させました。既にオトリは瀕死の状態。オトリ下の鼻環ハリスをカットするしかない。ハサミでカットしようとすると、その黒ヘビちゃんは、まるでコブラ???のように口を大きく開け、起立し、こちらに向かってくる。マムシではなさそうなので毒はないと思っても、やっぱ咬まれるのは怖いです。完全に攻撃モードに入っています。
ヘビちゃんを殺してしまう勇気はない。恐る恐るオトリの上で水中糸をカット。これでヘビちゃんとオトリは一心同体。その後ヘビちゃんは戦いの後の体力回復をはかるかのように、河原でじっとしていました。
その時上流にいるM氏から電話が入ったので、その後の2匹の行方を見届けることなく、その場を後にしました。
真っ黒なヘビで今までに見たこともない種類???マムシ、アオダイショウ、ヤマカガシではない。どうもシマヘビの黒色化したものらしい。
友釣りをこれから何年続けようとも、ヘビのヒットはもうないだろう。もしかしたら、これは明日の大会でミラクルが起こる吉兆かな・・・。そんなことはないですね。
なんかヘビちゃんに申し訳ないことをしてしまった罪悪感???が残ってしまいました。 ヘビちゃん元気で・・・。二度と人間の罠に掛からないように。
そういえば昔親父からこん話を聞いたことがありました。「川に立ちこんで釣っていたら、どうも膝のあたりがムズムズするので変だなあと見たら、アオダイショウが膝に絡んでいた」と。
当時は作り話に決まっていると思ったが、本当だったのかも・・・。

オトリはグロッキー、このヘビちゃん、運が悪かったのでしょうね。こんなことになって・・・。

口を空けてこちらを威嚇してます。グロテスクでした。触った感触は柔らかなゴム のようでした。ヘビが得意でない方は見ないでください。