テトラから早瀬鉄橋までの区間です。河内川合流点下流の瀞場が瀬になり、テトラにぶち当たります。この瀬は左岸側が深く流れが強いです。日当たりが良い場所なので垢腐れすることも多いのですが、両岸から竿を出すことができる広い瀬です。右岸側は浅く流れも緩やかなので、静かに泳がせる釣り方が良いと思います。

流れがテトラ当たる直前の荒瀬は、数は出ませんが大型が掛かる所です。テトラ前は、流れが大きく左にカーブします。右岸側に多くのテトラポットが沈められています。テトラの前には大岩がいくつか存在し、水深もあります。オトリを川底まで沈めることはむずかしいです。減水時にはテトラ付近までさぐることはできるでしょう。テトラの下流にはいくつかの大岩が頭を出しています。このエリアは水深が胸くらいまでで釣りやすい場所ですが、型もよいので大岩の下にもぐりこまれたり、糸が石擦れで傷みやすい場所なので注意が必要です。ドンブリ、トラブル要注意です。メタル・複合糸が有効です。過去にテトラ前を他の釣人がなく、一日独占することができました。鮎のたまり場で釣り返しがききます。50匹以上の釣果がありました。たまにはそんな日もあるのです。





なお、テトラ前に入るには、河内川合流点下流の瀞場を渡渉しなくてはなりません。平水時には危険はありませんが、増水時の渡渉は避けましょう。テトラ下流には大きな淵があります。だいぶ砂で埋まってしまいましたが、浦川では最も広く深い淵なのではないでしょうか。

その淵の下流に、ゴトウゼ、ゴトウゼキ、ゴトゼキなどと呼ばれている急瀬があります。かつては広い瀬でしたが、現在は流れが左岸側(山側)に偏り、樋状の流れになってしまっています。流芯部にオトリを入れるにはオモリが必要です。掛かった後の取り込みは素早く行わなくては竿がのされてしまいます。ドンブリ要注意です。





ゴドウゼ下流がタノオキと呼ばれる場所です。昔右岸側に焼却場があったため、"ごみ焼き"と呼んでいる釣人もいます。かつては大岩や頭大の石が点在し、緩やかな流れの人気エリアでした。最近は砂が多くなってしまい、釣人もあまり見られません。ただ、竿抜けになることが多いため、たまに入川した人が大釣りすることがあるようです。シーズンに一度は狙ってみても良いかもしれません。





ごみ焼きを抜けると、早瀬と呼ばれる地区につながります。八ヶ瀬と呼ばれる文字通りの早瀬です。この瀬も山川に流れが偏ってしまっていますが、良型が縄張りを作っている場所です。地元の方で河原に手製のテント?を設置し、毎日この瀬を専門に狙っているYさんがいます。川を知り尽くしているのでしょう。





祇園淵、渡船場と続き、早瀬鉄橋に至ります。淵左岸に水位観測ボックス?のような物があります。以前からあれは何なのか気になっています。





鉄橋上は浅い瀞場です。多くの鮎が見えるのですが、泳がせてもあまり掛かりません。深入りしない方が無難です。座った姿勢で静かに釣れば良いのかもしれませんが・・・。