先週末受けてきました。

主目的は現時点での立ち位置確認と、

受験可能性のある学校のうち最遠の学校が会場として選択可能だったため、

説明会を聞くのと実際に足を運んでアリナシを体感するためです。

 

説明会の前半は四谷大塚の先生、後半は会場校の先生でした。

 

四谷大塚の先生の話でテストに関する主なトピックは

 

・今回算数の出題を見直し、計算問題、小問集(定例と同じく大問1,2)の問題数を増やした

・全6回で範囲を網羅する

・1回から6回にかけて少しづつ難易度をあげていく

・80%偏差値の意味は、「偏差値〇〇の子の合格率が80%」ではなく

 「偏差値〇〇以上の子の全員の合格率が80%」

 

でした。素点と答案は返却され偏差値はまだな状況ですが、

国語以外は自分で(私が)解いてみたり、一緒に解き直しをしたので定例試験や

市進カリキュラムと比べてどう見えたかを書きたいと思います。

 

算数

大問8問構成。

大問1、2は計算と小問集で定例と大差なし。

大問2に難問が紛れているという噂も聞きましたが、今回は紛れていなかったです。

 

大問3、4は基本的なレベルの規則性と相似の問題でした。

こちらは定例の大問3-5と同等の難易度でしたが、

定例ではいつも直近の単元から出題される箇所なので、

過去の学習内容がきっちり定着しているかが問われると思います。

 

大問5は条件整理の思考力問題。過去の傾向通りここから難易度が上がってくるようです。

今回のは定例の大問8レベルくらいだと思います。

 

大問6は小問が3問で、文章題、平面図形、立体図形(展開図)でした。

技術系の問題ですが問題によっては定例の大問6より少し難しいと思います。

図形の2題はあまり触ったことのない論点だったのでちょっと厳しかったようです。

 

大問7は数の性質+場合の数の融合問題で技術+思考が求められる問題でした。

難易度としては定例の大問8-9レベルかと思います。

(2)以降は「素因数分解してそれぞれの指数に1を足して乗じる」を使えるのが前提なので

この辺の習熟が弱いと厳しいと思います。

 

最後の大問8は、コ◯ツバさんによるとダブル通過算という技術問題で過去に桜蔭と洗足で出題されたものらしいです。

個人的には状況を整理していけば知らなくてもそれなりに解けるので思考系寄りだと思うのですが…

分類はさておき、これも難易度としては定例の大問8-9レベルだと思います。

 

現時点で主な未履修単元は動点、円周角、立体と思っているのですが、

これによる大きな不利は無かったと考えています。

展開図から体積を求める問題はちょっときついと思いますが、

それ以外は市進生も実力は発揮できる問題と感じました。

息子も実力通りでしたドクロ

 

理科

大問5問構成。小問集+物化生地の1問づつでした。

大問1は小問集で小5冬以降の市進定例と同じタイプの一問一答式です。難易度もごく基本的な内容でした。

 

大問2は計算を含む気体の発生(塩酸+炭酸カルシウム)で、

序盤は基礎の確認で徐々に難易度が上がっていく感じでした。

 

大問3は星座と星でした。前半は知識問題、後半はグラフの読み取りの思考問題。

後半は複数の恒星の高度の経時変化が論点でした。問題をよく読んで考えれば解ける問題ですが

市進の教材では見たことのない問題でしたので初見だと面食らう気がします。

 

大問4は電流。端子をあれこれ繋ぎ変えた状態をそれぞれ回路図に表しそこから電流値を計算していくのですが、

回路を理解する、電流値の計算が複合された問題は初見だったと思います。

あと合成抵抗の知識が必要だったのですがこれは息子の教室ではまだやってなかったです。

(必修シリーズでは扱われていて、HTにも1題くらいはあったと思うのですが)

 

大問5は蒸散がトピックでした。知識問題、グラフの読み取りからの計算問題で、

最後の問題だけ少しひねりがあった以外は(市進カリキュラムから見ても)さほど目新しさはなかったです。

 

全般的に、序盤は基本的な知識の確認からで徐々に含む応用に移っていく形式でした。

定例試験は同じ大問の中でも各小問は比較的独立していることが多いと思っているのですが、

合不合は各小問が繋がっていることが多く序盤で数値ミスったり欠けている知識があると

後半ごっそり落とすことになりそうです。

 

難易度的には少し難しさの傾向が異なりますが5年生の後半の定例くらいでしょうか。

直近2回の定例はなぜかほぼ知識問題だけになったのでそれよりは難しく感じられたと思います。

 

また、知識面で言えば一部、クラス、先生によっては触れなかった部分はあるかもしれませんが、

市進のカリキュラムで足りない知識はなかったという認識です。

 

社会

小問数は地理:歴史:公民=16:17:10でした。

難易度は息子いわく、定例と同じくらいで素点の得点率も同じくらいでした。

知識的にはこちらも未知のものはなかったです。

公民もまだ習いたてで定着は弱いと思いますが一応既習範囲(憲法)でした。

 

国語

大問ベースで物語文1題、説明文1題、知識問題で2題した。

記述は3問でしたが配点が大きくそれぞれ10~12点でした。

まだ細かく見れていないですが、読解・記述・知識とも総じて難しかったようです。

また分量も多く、全部は解ききれなかったようです。

素点は見たことのない数字を叩き出していました。

 

総括

四谷大塚さんもそれなりに配慮しているのか?

進度の遅い塾で6年前半で扱うような単元はほぼ無かったように思います。

なので未習分野でごっそり点を持っていかれるということはないと感じました。

また知識的にも市進のカリキュラムをこなしていれば足りないわけではないので、

本質を理解して初見でもきっちり対応できるお子さんはちゃんと結果は出るんじゃないかな。。。

一方、特に理科あたりで演習の量やヴァリエーションの差は

(四谷のテキスト見たことはないですが)それなりに感じました。

 

ちなみに息子は習ってないことはできないタイプなので、

今できることはしっかりやってきてくれましたが、

稼ぎ頭の国語で大コケしたのもあり偏差値はかなり厳しいものなりそうですゲロー

ただ現在地の確認という意味では受けたのは正解だったと感じでいます。