塾では2月の後半から徐々に宿題が増えてきて大変そうになってきましたが、

一方で学校の方はドリルも終わり宿題はかなり少なくなっていたため支障はありませんでした。

 

新学期が始まって3週間が経ちましたが、学校の宿題がなかなか重いです。

今はなんとか回っているものの夏休み以降はもしかしたら塾に住むような生活になるかもしれません。

となると学校の宿題との付き合い方をどうしようか、と今から悩んでいます。

 

そんなもんやるに決まってるだろう、という考え方ももちろん理解はしています。

 

悩んでいる理由の一つは私自身の経験によるものです。

これからその経験を振り返ろうと思いますが、前提として私の簡単なプロフィールを書いておきます。

 

  • 地元公立小中
  • 勉強適性は高かったと思う
  • 親は基本放任
  • 高校受験で某私立中高一貫校に高入
  • 高校ではボリュゾ
  • そのまま現役で国立大学→大学院→就職
  • 自発的な努力は苦手、というかできない

 

長々とした自分語りなどいらんわ!ムキーという方はスキップして一番下までどうぞ。

 

私の子供の頃の話

 

 

 小学校時代

 

低学年、中学年の頃は普通にやっていましたが、高学年になると溜め込んでしまうようになりました。

どうしてそうなってしまったかは記憶はないのですが、

うっすら覚えている限りだと今の息子の宿題よりは量がおおかったのは憶えています。

その結果毎日居残りさせられていましたが、部活に行く時間が遅くなるだけで、

かつ同じ部活の居残り仲間と遊べるので特に堪えませんでした。

勉強の内容は授業を聞けば理解できたし、漢字も少し指でなぞれば憶えられたのでテストはちゃんと出来ていました。

最終的に宿題はほとんどやらないまま卒業した記憶があります。

 

 

 中学1~2年

 

こちらもあまり記憶に残ってないのですが、

内申書を気にしてか多少は提出していたと思います。

ただドリル系は基本的に答えを写してました。

授業は真面目に?聞いていたので、

定期考査は一夜漬けでだいたいなんとかなっていました。

また英数は地元の公立高を目指す塾に通っていました。

宿題の有無は憶えてないですが中2の後半から月例テストの順位がジリ貧になっていたので

宿題はおそらくやってなかったと思われますあせる

親には勉強しろと言われた記憶はほとんどないですが、

この順位の下降線と、まぁ見るからに勉強やってないのもあってか、

父親に私立高向けの厳しい塾に放り込まれることになります。

 

 

 中3

 

おそらく人生で一番勉強した(させられた)一年でした。

最初に入ったクラスは厳しさはそうでもなかったですが、

程なくして上がった上位クラスでは宿題やってこなかった子が

怒鳴られてるのを目の当たりにします。

(怒鳴られてるのはその一回だけだったので一罰百戒的なものだと思いますが、

今の時代はどうなんだろう…Wアカとかならありうるのかな??)

これはやらないとヤバい…と塾の宿題は真面目にやることになりました。

すると、塾内の成績は面白いように上がり上位に食い込めるようになってきました。

 

学校の方は夏くらいまではなんとかそれまで通りやっていましたが、

秋ころには目標を私立に絞り内申書は捨て定期テストはノー勉で臨むようになりました。

数学など問われる内容が普遍的な科目はそれでも取れましたが、

授業での解釈を暗記しないといけない国語はなかなか酷い点をとっていたと思います。

学校の宿題も手が回らないしもういいやと思ってましたが、

心配した母親が一部肩代わりしてくれていました…

 

 

 高校時代

 

勉強の甲斐あってか、第一志望の学校に滑り込みで入学することになりました。

偏差値とかは記憶にないですが80%判定でなく塾内の順位的にもたぶんギリギリだったと思います。

しかも数学は高1の間にだいたい高校数学2年分の内容を一気にやります。

そんな環境なので勉強しないとマズイですし、

ここで心を入れ替えるべきだったのですがまた宿題をサボってしまいます。

 

進学先の学校は今も昔も自由な校風として知られてはいるのですが、

少なくとも当時は教科指導は厳しく、

宿題の提出はないものの授業で宿題の内容について当てられて答えられないと

参考書等で物理的にシバかれましためんどうみが発揮されました。

それをどう切り抜けたかというと

クラスメイトに宿題を写させてもらってました滝汗

こんな碌でもないやつに嫌な顔せず見せてくれた級友には人格も勉強も完敗でした…

 

そんなどうしようもない姿勢でしたが、

授業では当てられて答えられないと

やはりめんどうみが発揮されるので真剣に聞いて最低限はついていっていたと思います。

なので深海魚にはなりませんでした。

とはいえ一部単元はドロップアウト気味でしたし受験を考えると演習不足は否めないので、

高2以降予備校で単科を取ってみたり、

自習室で問題集を解いたりして帳尻を合わせていました。

いまいち気合が乗り切らないものの、親が醸し出す浪人はするなよ的なオーラもあり

なんとなく現役で大学に進学しました。

 

 

 その後

 

サボってもまぁなんとかなるや、という成功体験を重ねた私は大学でもひたすら

楽な方に流される学生生活を送ります。

それでも要領だけはいいので最小限の努力で単位をかき集め、

院試も3日漬けくらいで乗り切り、痛い目を見ることなく社会に出てしまいます。

 

社会に出てからも似たような姿勢でしたが、

実際学生時代の専門の延長にはない仕事内容なので直接的な支障はなかったです。

ただどうしてもやりたくないこと、

地味なことをコツコツ積み上げるのは苦手なのは相変わらずです。

 

さて、ある日、妻との結婚前の両家顔合わせの席で父が妻にこう言いました。

 

「こいつは頭がいいかもしれないが全く努力をしない。それでもいいか?」

そんなこと言っちゃう?びっくり

 

無理やりオチをつけたところで自分語りはこの辺にしておきます。

 

息子と中学受験と学校の宿題

 

 

私は子供時代に宿題を誤魔化したり踏み倒したりしてきました。

それでも学力の観点では大きな支障はなかったと思ってます。特に公立小中の宿題。

そもそも学力差の大きい集団で全員に画一的な宿題をやらせるって意味あるの?とすら思ってます。

特に同じ漢字を繰り返して書くやつとか…

 

だからといって息子が「学校の宿題より塾の宿題を優先したい」と言ってきたとしても、

すんなり「いいよ」と受け入れられるかというとやっぱり引っかかるものがあって、

私自身の(もし宿題やってたら苦手なこともコツコツできるようになっていて、

少し違う人生があったのかなぁ)という気持ちが拭いきれないのが大きな理由の一つです。

 

まぁ、私みたいに時間があるのにサボっていたのと、

息子がめいいっぱい勉強する中で取捨選択するのは訳が違うのかもしれませんが。

 

先日学校の保護者会があったのですが、宿題については

  • 保護者アンケートで「受験組も多く、学力も高いのに宿題は必要なのか」という声もあったが、公立の学校なので宿題は出す
  • ドリルは去年より薄め
  • 休み時間等に学校でやるのは構わない

ということでした。

 

今のところは家でやってますが、

ドリルは薄いものの、ペースが早く(年内に終わらせるため?)ページ数が多い上に、

日記などこまごました宿題が追加されるので今のところは去年と比べて負担が軽くなったとは思えません。

塾のタスクが多い日は本来寝るべき時間にかかることもあり

どうしたもんかなと思ってます。

そんな時はできれば学校でやってほしいですが

素直に言うことは聞かないので…

 

いよいよ回らなくなってきたら何かしら手をうつとは思いますが

とりあえずは様子見中です。