それが満月だったのかはわからない。

 

 

限りなく満月に近いまん丸のお月様。

 

 

1995年1月16日。

 

阪神淡路大震災の前日の夜。

 

 

国道を渡りながら、向こうに見える月に一瞬、足が止まった。

 

 

赤い。

 

普段見る月よりすごく大きくて、

 

低い位置。

 

なんとなく気持ち悪かった。

 

 

次の日に感じた地震の揺れと、あの月は関係ないのだけど。

 

今でも低い位置で光を放つ、赤くて大きな月を見ると、何か起きそうで気持ち悪い。

 

 

空や星、月を見るのは好きだけど、あの月の記憶だけは、トラウマ。