工学的~ と名付けたのは
大学院時代の恩師、故加藤一郎先生の著書「工学的人間学」にならったものです。
加藤先生は、ヒューマノイドロボット研究の先駆者で
二足歩行ロボットを世界で初めて開発した、ロボット工学のパイオニアでした。
ロボットを人間のように歩かせようと、人間の歩き方を研究して、
バランスを崩しながら歩く「動歩行」の原理を発見したのです。
人間とは何かを知るためには、対象だけを見ていてはダメで
人間と同じ働きをする機械=ロボットを開発することで
初めて分かることがあるのだという考え方が、工学的人間学なのです。
私の「工学的時間論」も
経営工学の一分野である在庫理論の研究から生まれました。
安全在庫を設定するための重要ファクターである
「リードタイム」がとびとびの値しかとりえない、
離散分布に従うことの発見がまずあり
そこから、時間そのものも離散量ではないかという発想が生まれて
十年間にわたる研究を続けたのです。
今回の「時間場の概念発見」というブレークスルーを契機に
研究名も「時間場の理論」に改めることにいたしました。
