4.はっぴぃ分布仮説の本質的特徴は、証明されている命題あるいは事実と、証明されていないけれどもっともらしい仮説とを、明確に分離しているところにある。その点で、すぐれて数学的といえるかもしれない。数学では、証明不能の公理と他から導出される定理とを明確に分離しており、あらゆる系には証明不能な公理が残ることが証明されている。 
およそ、宗教でも、あるいは科学でさえも、どこまでが論理的に証明されていることで、どこからが信じなくてはならない仮説なのかを明確にしていなかったように思える。多くの場合、その境界があいまいにされて提示され、全部が正しい事実であるような装いをしている。そのために、全てを丸呑みにして信じるか、あるいはうさんくさいものとして避けるか、不信感をつのらせることになる。
 本仮説における、『原理』には人類が到達している最先端の知から得られる真理をもってきている。あらゆる事象が確率分布によって表現されるという考え方は、物理学の不確定性原理から導かれ、量子力学や超ひも理論の知見とも一致する思想である。
『仮説』には、経験的に正しそうだけれども科学的な証明がなされていない命題をあげている。基本仮説で言っていることは、ひらたく言うと『ひとによって運がいいとか悪いとか差があり、どうもその人固有の傾向がある』ということである。これを数学の言葉で言うとこのような表現になるのである。
 『定理』は、原理・仮説と他の定理から論理的に導出される命題をいう。経験的な確からしさの検証も経ている。
 原理・仮説・定理までが、はっぴぃ分布仮説の範囲である。これら複数の命題から論理的に導出され、経験値により検証された命題は、『法則』として示される。この部分は、これから、このプロジェクトに参加する方々との共同作業で増築していきたいと考えている。小生の経験からいって、はっぴぃ分布について考えることはとても楽しいことであり、人をはっぴぃにしてくれる。