CAレポート | TIMELYスタッフblog.

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テレビ業界、現場でのエピソードや
タイムリーで働くスタッフ達の日常、ひとり言を不定期で綴っていきます!

様々な職業・職種があるなかで、
その仕事のやりがいや、その難しさ、匠の技のすごさというのは
体験しないとわからない事って、結構多いですよね。

私もデザイン業を行う傍ら、時としてはCA(カメラアシスタント)として
現場に行く事もしばしばあります。

一言にアシスタント業務と言っても、
プロの現場はなかなかハードでシビアなものです。

今日はそんなCA業務を行った時のレポートを。。

それはまだ私がCAを始めて間もない頃、
ある番組の取材で三田の農家を撮影しに行った時の事です。

稲刈りの体験学習に参加し、走り回る子供たち。
私はガンマイクで子供たちの声を拾い、カメラマンはカメラを肩に担ぎ
ハンディーで撮影を行っていました。

畑の中は足場も悪く、歩くのも一苦労。
無邪気な子供たちは機材に興味を持ち、
「これ何なん?」
とマイクケーブルをひっぱってみたり、インタビュー中もいろいろなモノを
見せにきてくれたり。
慣れない私は
「(お姉ちゃん今あんま余裕ないんよ~@@)」状態でした。

様々な場所で様々な取材がありますが、
その分ハプニングも何かと付き物です。
慣れればなんなくこなせるロケも最初の頃は一苦労。

様々な部分で責任を感じましたし、CAという職務の奥深さも
感じました。

ロケも終わり、ディレクターが農家の方と挨拶している間、
「これ、持ってみ。」と
カメラマンにカメラを渡されました。
肩に担ぐと、そのカメラの重みが、ずっしりと肩に伝わってきます。
ビューファーを覗いてみても慣れない私の絵は水平を保てるはずもなく、
重く高価な物を担いだ事に、私は立ってるのが精一杯でした。

“慣れ”。。

“慣れ”は時間が掛かるものであり、経験が必要であり、
それをこなしていく上でのたくさんの努力が要るものです。

実際に体験してみた時、改めてその職業の“プロの世界”の深さを知り、
“プロ”として現場をこなしているカメラマンやそのアシスタントたちの匠の部分
を知りました。

それは自身のデザイン業にも言える事ですし、もっと違うどの職種・業界にも
言える事でしょうね。

傍目ではわからないそれぞれのプロの世界。
私も体験して、いろいろなモノを感じて、自分の肥やしを増やしていきたいと思います。

もしこの業界を目指している方がいたら、
実際に体験してみると、きっといろいろなコトが見えてきますよ。


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(その時の写真。)


mai