【栗東】
桜花賞2着、オークス3着のホエールキャプチャは恒例の栗東仕上げ。坂路単走でテンの1Fは15秒8とゆったりしていたが、2F目からは馬なりだったにもかかわらず、12秒2-11秒8と急加速。ラスト1Fはわずかに仕掛けられた程度で12秒4にまとめた。
楽に走っているような感じで、見た目には速い時計が出ているようには思えなかったが、それでも4F52秒2。「もともと追い切りは動く馬だからね。反応も問題なかった。ここへきて気合が乗ってきたが、我慢することも覚えていて、精神的にかなり大人になった印象だ。状態はいいし、秋初戦から全力投球だね」と日高助手。ここで桜花賞とオークス馬を破ることができれば、本番がグッと面白くなる。
美浦の伊藤伸一調教師(52)が、秋の飛躍を賭け、「第65回セントライト記念」にフェイトフルウォーを出走させる。厩舎初の重賞ウイナーで、春2冠はいい答えを出せなかったが、じっくり立て直して態勢を整えてきた。京成杯を勝っている中山で菊花賞に向け、2冠馬オルフェーヴルと同じ血の底力を発揮させたい。
--フェイトフルウォーは2冠で(12)(13)着
伊藤伸調教師「悪い状態じゃなかったけど1戦ごとに馬体が減ってしまった。使いながら増えていくくらいじゃないと大舞台では厳しい。貴重な経験をさせてもらったけど、やっぱり参加するだけじゃダメだよね」
--2冠を獲ったのはフェイトと同配合(父ステイゴールド、母の父メジロマックイーン)のオルフェーヴル。あの馬もデビュー当時は相当気性が激しかった
「こっちは“今も”だから(笑)。放牧した山元TC(宮城県)のスタッフから『精神的に成長しています』と報告を受けたけど、帰ってきたら前と一緒。自己主張が強くて厩務員さんを困らせるくせに、変に繊細でカイバをバリバリ食べてくれない。それでも、好走時の馬体には戻ったからね」
--フランス帰りの柴田善騎手がパートナーで14日は坂路4F51秒9
「しまいだけ追ってほしいとヨシトミにお願いして、いい感触をつかんでくれたみたい。ウッドチップを入れ替えたばかりで坂路の時計はかかっていたから1F12秒3なら上々。先週の動きが重苦しくて心配したが、あれでガラッと変わった」
--中山は1月の京成杯で厩舎初の重賞V
「東京でも勝ったし、コースは関係ないと思うけど、前々で運んだほうがいい結果が出ているから中山がいいのかな。神戸新聞杯で長距離輸送を経験させようかとも考えたけど、菊花賞まで1週間余裕があるほうがこの馬にはいいからね」
--中山開幕の先週はブラックビーンが11日の新馬戦でV。今週へ弾みがついた
「松岡には絶対勝ち負けになるって言ってあったんだ。自分で選んで買ってもらった馬で、馬主さん(小山豊氏)も初めての新馬勝ちで喜びもひとしお。今週はフェイトフルに全力投球。力を出し切れれば結果はついてくる。この相手でもそう信じているよ」 (聞き手・内海裕介)
■伊藤伸一(いとう・しんいち)1959年7月17日生まれの52歳。千葉県出身。日体大相撲部出身という異色のキャリアの持ち主で、82年にJRA入り。98年11月に開業し、翌年1月にボヘミアンカバリエで初勝利。先週まで重賞1勝を含むJRA通算160勝をあげている。父である伊藤竹男元調教師は、昭和生まれ最初のダービージョッキー(58年ダイゴホマレ)となった往年の名騎手。
M9139F
--フェイトフルウォーは2冠で(12)(13)着
伊藤伸調教師「悪い状態じゃなかったけど1戦ごとに馬体が減ってしまった。使いながら増えていくくらいじゃないと大舞台では厳しい。貴重な経験をさせてもらったけど、やっぱり参加するだけじゃダメだよね」
--2冠を獲ったのはフェイトと同配合(父ステイゴールド、母の父メジロマックイーン)のオルフェーヴル。あの馬もデビュー当時は相当気性が激しかった
「こっちは“今も”だから(笑)。放牧した山元TC(宮城県)のスタッフから『精神的に成長しています』と報告を受けたけど、帰ってきたら前と一緒。自己主張が強くて厩務員さんを困らせるくせに、変に繊細でカイバをバリバリ食べてくれない。それでも、好走時の馬体には戻ったからね」
--フランス帰りの柴田善騎手がパートナーで14日は坂路4F51秒9
「しまいだけ追ってほしいとヨシトミにお願いして、いい感触をつかんでくれたみたい。ウッドチップを入れ替えたばかりで坂路の時計はかかっていたから1F12秒3なら上々。先週の動きが重苦しくて心配したが、あれでガラッと変わった」
--中山は1月の京成杯で厩舎初の重賞V
「東京でも勝ったし、コースは関係ないと思うけど、前々で運んだほうがいい結果が出ているから中山がいいのかな。神戸新聞杯で長距離輸送を経験させようかとも考えたけど、菊花賞まで1週間余裕があるほうがこの馬にはいいからね」
--中山開幕の先週はブラックビーンが11日の新馬戦でV。今週へ弾みがついた
「松岡には絶対勝ち負けになるって言ってあったんだ。自分で選んで買ってもらった馬で、馬主さん(小山豊氏)も初めての新馬勝ちで喜びもひとしお。今週はフェイトフルに全力投球。力を出し切れれば結果はついてくる。この相手でもそう信じているよ」 (聞き手・内海裕介)
■伊藤伸一(いとう・しんいち)1959年7月17日生まれの52歳。千葉県出身。日体大相撲部出身という異色のキャリアの持ち主で、82年にJRA入り。98年11月に開業し、翌年1月にボヘミアンカバリエで初勝利。先週まで重賞1勝を含むJRA通算160勝をあげている。父である伊藤竹男元調教師は、昭和生まれ最初のダービージョッキー(58年ダイゴホマレ)となった往年の名騎手。
M9139F
自慢の切れ味が炸裂した。新コンビの北村友騎手を背に、ビッグスマイルが坂路で身上の瞬発力をアピールした。
ゆったり前半を行った分、全体の時計は53秒1と要したが、さすがの伸びを見せたのがラスト1Fだ。一気にトップモードに入り、叩き出した高速タイムは11秒9!! ハロー賭け直後のクッションのいい馬場にしてもスパッと切れた。
「乗り味はいいし、反応も鋭かった。とにかく切れますね。相手は強いけど、すごく楽しみになってきました」と、北村友騎手が声を弾ませた。
今春のチューリップ賞で5着に敗れたあと、ひと息入れ成長を待った。馬体に幅が出てきたこともあり、7Fだった休み明け初戦(2着)からマイル(3着)→前走の1800メートルと1走ごとに距離を延長。3F33秒6の末脚で2着を軽く4馬身突き放した前走はもちろん、距離を問わず、メンバー中最速の末脚で勝ち負けに持ち込んだ。
「体重が増えて、距離面で選択肢が広がったのは大きい。使ってきた強みはあるし、いい具合に仕上がった。初コンビになるけど乗り難しい馬ではないしね。持ち味である末脚を生かすだけ。負けてもともとのメンバーだし、優先出走権を手にできなければ、また条件戦からやり直せばいい」と、腹をくくった領家調教師。無欲? いや、本音は桜花賞馬、オークス馬撃破にやる気満々。前3年追い込みがはまっているローズSで、新ヒロインが誕生するか。
M93573
ゆったり前半を行った分、全体の時計は53秒1と要したが、さすがの伸びを見せたのがラスト1Fだ。一気にトップモードに入り、叩き出した高速タイムは11秒9!! ハロー賭け直後のクッションのいい馬場にしてもスパッと切れた。
「乗り味はいいし、反応も鋭かった。とにかく切れますね。相手は強いけど、すごく楽しみになってきました」と、北村友騎手が声を弾ませた。
今春のチューリップ賞で5着に敗れたあと、ひと息入れ成長を待った。馬体に幅が出てきたこともあり、7Fだった休み明け初戦(2着)からマイル(3着)→前走の1800メートルと1走ごとに距離を延長。3F33秒6の末脚で2着を軽く4馬身突き放した前走はもちろん、距離を問わず、メンバー中最速の末脚で勝ち負けに持ち込んだ。
「体重が増えて、距離面で選択肢が広がったのは大きい。使ってきた強みはあるし、いい具合に仕上がった。初コンビになるけど乗り難しい馬ではないしね。持ち味である末脚を生かすだけ。負けてもともとのメンバーだし、優先出走権を手にできなければ、また条件戦からやり直せばいい」と、腹をくくった領家調教師。無欲? いや、本音は桜花賞馬、オークス馬撃破にやる気満々。前3年追い込みがはまっているローズSで、新ヒロインが誕生するか。
M93573
