名取から戻りました
平日日中の
仮設住宅集会所に
集まられた方は
ほぼ高齢者の方で
いかにも面白そうなお爺さんが
楽しそうに過ごしていましたが
奥さんもお子さんも亡くし
お嫁さんと頑張っているそうです
私はお婆さん担当で
誉め上手なお婆さん達に
「なんと温かい手だごど~」
誉められその気になってきました
(単純)
震災後
血圧が高い方が多いことは
耳にしていましたが
私が担当した方は全員
血圧や糖のお薬を飲んでいました
とっても可愛らしいお婆さんが
地震の後すぐに
通帳や指輪や金庫は
どうせ戻ってこれるからと
緑の線が入った
黄色いヘルメットをかぶり
歩いて逃げている途中
隣の人に車に乗せてもらい
移動を重ね
無事3階に避難し助かりました
ご自宅の場所は
被害のひどい地域で
何も残っていなかったそうです
避難者がざっと100人以上いる
教室の中で
ヘルメットをかぶっている人は
ご自身を含め
たった3人だったとのこと
「お父さんからもらった指輪だの
せっかく引き落どしった
現金でなくて
ちいろい(黄色い)ヘルメットだげ
手元にのごってすまった 笑」
話術レベルの高いお婆さんに
良いのか悪いのか
私爽快に大爆笑・・・
行く前は
色々思い出し
自分が泣いてしまったりしないか
TVも新聞も
見れば見るほど辛くなり
ほとんど見れていないため
不安なまま行っていいのか
小心者なため
内心猛烈に葛藤しましたが
振り返れば
これも良いのか悪いのか
誰よりもテンション高く
お爺さんお婆さんと
笑っていた気がします・・・
「温かい」も「冷たい」も
生きている人にしか分からない
むしろこっちが
元気にして頂いていた
ボランティアでした