ークラリネットを持つー
最初は、恐る恐る持っていた人も、何十回と触っているうちに、
段々慣れてきて、
何百回、何千回、何万回・・・と繰り返されるうちに、
知らず知らずのうちに、自分の腕の一部になるほどになります。
こんにちは
ミュージック・ライフ・バランスコーチのまみTです。
今日は実験から
●椅子に腰かけて、あるいは正座をし、手を膝に置いて下さい。
無意識に、手を膝に置いたあなたの右手の親指の先は、
どっちの方向を向いていますか?
①自然にカーブしつつほぼ真っ直ぐ
②第一関節でくの字型に曲がっている
③反っている
大体この3通りのどれかに分類されるかと思います。
一般の方は、①ではないでしょうか?
クラリネットや、オーボエ、サックスなど、
楽器を縦に持ち、指かけがある楽器を何年もやっている人は②になっている確率が高いです。
そして、木管楽器初心者さんや、
常に手を大きく拡げて使っている方は③になるかもしれません。
③反ってる状態
因みに番外編で、
●車のハンドルを持つ時の右手写真
上:② くの字型(私は無意識だと、こうなります。)
下:① 自然なカーブ(超意識的。アレクサンダー使ってます)
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極める、練習する、ってそういうことだと思うのですが、
通常より、沢山使う部位は、
タコが出来たり、関節炎になったり、スポーツだと骨折したりしますよね。
好きな事をやっていて、故障が起こるのは辛い。
私は、なるべく”ご機嫌に”楽器を演奏したいし、皆さんもそうあってほしい。
では、今日は、クラリネットを持つ(構える)時の「思考と動き」を紐解いていきましょう
☑ 楽器の実際の重さを知っていますか?
☑ 楽器を「持つ」と言う時と、楽器を「構える」と言う時、表現の違いで何かが変わりますか?変わりませんか?観察してみてください。
☑ 最初の実験で、手を膝に置く代わりに、エアで楽器を構えてみると、親指はどうなっていますか?
☑ 楽器を落とさないか心配していますか?
☑ 楽器の重さを受けるのは、体のどの部分でしょうか?
☑ 基礎練の時/曲練の時/気持ち良く歌っている時/速いパッセージを吹いている時など、色んな場面で指や身体全体の力の入り具合で気になるところはありませんか?
クラリネット歴が長い人ほど、当たり前になりすぎて、深く考えたことないかもしれませんが、
今日は、是非、自分を観察する時間を持ってみてください。
その際、やることは、事実を確認するだけです。
「○○してるから良い、悪い」
という判断を自分でしてしまいがちですが、
「ただ、こうなっている」
ということだけを観察してみましょう!!

【Time Art】
音楽家の心身をガイドする!
ミュージック・ライフ・バランスコーチまみT
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