日曜日、

 

日差しは暖かく、毛糸のチョッキは暑かったようです。 w






前回の続きです。
 

 


目指しているのは滑空機能を持ったグライダーカイトです。
よく似たものは市販もされているので、特段珍しいものでもありませんが、

自分なりに納得しながら作ってみたいと思っています。


飛行機のパイオニアとしてジョージ・ケイリーは「航空学の父」と言われています。
1849年に固定翼での滑空機で世界で初めて飛行に成功しています。
1853年には単葉のグライダーを製作し100m以上の飛行に成功したようです。
まさに「鳥人間」の始まりですね。


有名なオットー・リリエンタールはその研究を参考にハンググライダーの開発を進めました。
1885年頃には実験用の小山を築いて何度も滑空実験を繰り返しています。
しかし、1896年に実験中の墜落事故で亡くなっています。48歳でした。

 


その数年後、ライト兄弟が1903年に世界初の動力による有人動力飛行に成功したわけです。
残念ながら、日本の二宮忠八は世界的な飛行機の歴史には登場していません。



人間が空を飛べるようになってからまだ100年ほどですが、
今やお金を払えば宇宙旅行もできる時代になっています。
宇宙旅行といってもほとんど大気圏のようなものですが・・・


そんな先人達が散々研究を重ねて既に回答が出ているものを、無駄に時間をかけて自分なりに納得していく過程にこそホビーとしての面白みがあります。


手元にあった長さ90cmのヒゴ材でカイトを作ってみました。



シートの上にヒゴ材を貼り付けてカットすれば完成です。簡単!



機体の重量は64gでした。



早速、田んぼ飛行場で実験してみました。



想定内に飛びましたが、風がなく満足な実験ができませんでした。




ということで、海まで行ってきました。



しかし、海もほぼ無風でした。


そんな動画になっています。

 

 

風が無くて、走って凧揚げしたので手ブレが酷く一部スローモーションにしてみました。
それを見ていて、いくつか問題点に気付きました。

すでに問題点は対策済みで、次回の実験が楽しみです。


最後に少しだけドローンを飛ばしてみました。
テクノロジーはいとも簡単に問題を解決してしまってつまらないという事例です。w




このカイトのスタイルは初期のハンググライダーによく似ています。
ひし形の翼型は主翼と尾翼の機能を兼ね備えていて自立安定性が高いです。
あくまでもカイトではなく、グライダーを目指しています。

オットー・リリエンタールは研究中に沢山の特許を取得していて、今も使われているハンググライダーの操作ハンドルのデザインは彼が考案したものらしいです。
彼はハンググライダーを新たなスポーツとして捉えていたようです。

考え方が斬新ですね。

そんな歴史を振り返るのも妄想遊びの楽しみです。

 

 

 

「鳥人間」はキケンなキーワードですね。
その方向だけは避けたいと思っています。w

 

日が暮れるのが早くなってきました。

16時の空です。