キッチンも整う。心も整う。体も整う。家族も整う。

『整う食卓』徳本幸子です。

去年の秋、判断能力が低下した叔母の自宅片づけをしました。
日用品・消耗品をしまう場所について
「見やすい」を最優先にしたのですが、
片づけたばかりの頃は

「扉がなくてかっこわるい」と

ダダをこねてた叔母でしたが、

時間の経過とともに忘れ、

最近では「便利だね~」というようになったお話です。

 

叔母の判断能力が低下し始めたので

今のうちやっちゃえ!と始めた片づけでしたが、

ぶち当たった壁が

本人のしたいと

周りの便利(本人も便利なはず)

がイコールではないことでした。

 

叔母はとても元気ではありますが、

とてもとても自分では身の回りのことが

できる状況ではありません。

 

何度も同じことをいうのはもちろん、

スーパーへ行ってお金を払わず帰ってきてしまう。

警察のお世話になる。

高額なアワビを電話で購入(クーリングオフしました)

など数知れず。

 

そんな状態ですから

自分のしたことは理解できてないので、

自宅も酷い状態でした。

 

冷蔵庫、冷凍庫の中はビンテージもののお肉ややさいばかり。

食器・調理器具・タッパー類も
ぎゅうぎゅうに。
 

それらは、

扉がついた食器棚、冷蔵庫にしまわれてました。

 

そうなんです。

扉があるとわからなくなってしまうんです。

 

いつ誰がお世話するのかわからない状況なので、
一番わかりやすい所に

生活用品や消耗品を集約させて、

扉を外し、収納しました。

 

こんな感じです

↓↓↓

 

この場所は
左がお風呂場、右が洗面と洗濯場の間にあるスペースです。
使う場所に近い事からここがいいだろうということになりました。

画像向かって左の扉は端に狭いスペースがあり
その為の扉です
今回は使わないことにしました。

この場所はいつも引き戸で隠れるので、

画像の場所の扉はいらないと判断し、

勝手に外しました。

 

 

そうしたら、

 

 

「あれ?扉がないけどどうしたの?」

と気づいてしまいました。

そりゃそうです。
50年近く住んでるんですから、当たり前のことです。
 

何度も

見やすい・使いやすい・周りの人が手助けしやすい

を説明したのですが、

叔母はとても元気なので、

何度も繰り返し聞いてくるから

 

「ロールカーテンの方が場所取らないからつけるからね」

 

と言って納得してもらい、

画像中央に

「さちこがロールカーテンつけます」

とメモをはりました。

 

最初はいつだ?!と大騒ぎしてたのですが、

そのうち言わなくなり、

最近叔母の自宅へ行ったときに

しれ~~~っとメモを外してきました。

 

 

本人の今迄と

周りがサポートしたい環境は

イコールではありません。

 

本人の意向にそぐわない収納について、

説明はするけれど、
納得するときは別にすぐではなくてもいいと判断し、

先延ばしするためにメモを貼っただけです。

 

おそらく叔母は
お風呂にはいるとき

せんたくするとき

掃除するとき

この棚からとって家事をしたんだと思います。

 

みやすく便利だったので

扉があったことを忘れてしまったんだと思います。

 

今迄の習慣より

便利が勝ったんだと思います。

これは叔母に限らず、私たちにも同じことが言えます。

 

綺麗やうっとりする収納も大切な要素ではあるのですが

多くの人がサポートしやすいように

環境を整えると自然に周りが動き出してきます。

周りも時間をとらせない、ストレスにならない収納も

介護の質向上につながります。

 

 

キッチンをはじめとした水回り

職場の書類

あなたしかわからないってことありませんか?

 

自然に手をさしのべてしまう

ついやってみたくなるキッチンや職場へと変化させて

時間と余裕を生み出しましょう!!!

最後までお読みくださりありがとうございました。
 

 

 

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