キッチンも整う。心も整う。体も整う。家族も整う。

『整う食卓』徳本幸子です。

叔父夫婦と力を合わせて片付けしている叔母の住まい。
本日、最終回。まとめをいたします。

 

私がこの片付けで学んだことは、

今迄の恨みや憎しみを『正義』『愛』で勝った気分にさせてもらったこと。

この勝った気分、勝ち方が今迄こだわってたことだって、大切だったんだ。
私の見たい風景はこれだったんだ!と

気づくかたづけとなりました。

 

 

簡単にあらすじです。

判断能力の低下した叔母の住まいを片づけるきっかけは、

叔父と偶然出会ったことから始まりました。
私が計画・段取りを全て行い、

叔父夫婦と力を合わせて二人三脚で頑張ることに。

作業中、ずっと既に亡くなった夫に対する不満や愚痴に始まり、

これからの不安、特にお金の心配をずっと口にする叔母。
自分でできない、わからないけど毎回同じことを言う、聞かされる。

聞かされる周りは知らず知らずのうちに疲弊してくる。
しかし、「モノ」がなくなると、「モノ」に対する思い出がなくなるので、

どんどん不満や愚痴がなくなってくる毎日。
叔父夫婦がこの現実を目の当たりにし、自分たちの身の回りを片づけし始めることに。

ちなみに、私はこの叔母の事が大嫌いであること。

そんなむかつく人の片づけを自ら叔父夫婦と片付けした。

とそういうお話です。

 

 

9月下旬から始まったこの片づけですが、

合計6回で全て完了いたしました。

 

片づけの成果物。

1つめ

タンス2竿とキャスター付きのテーブル、

6畳の納戸、壁いっぱいに括りつけられた本棚の解体

2つめ

本棚にあった本の撤去。段ボール25箱分。

3つめ

不用品の撤去。45ℓゴミ袋258袋分。
 

これだけ不用品を撤去したので、

万が一寝たきりになっても、

すぐ介護のベッドはおける状態。

介護用品が増えたとしても、介護の動線に沿ってモノが置ける十分なスペース確保となりました。

そして、現在の生活のメリットは、

使うものが全て目に見えることと、使う目的をラベリングして書いてあること。

これで叔母と叔母を支えくれる周りの人たちは、

すぐ助けられる状態となりました。

 

よかれと思って掃除する。

自分の快適のために掃除する。

健康や安全のためにしたいこと、しなければいけないことに使う道具の上に、

使わないものがある状態では、周りの人は助けられないし、手を差し伸べられない。

これでは本人のみならず、健全な人たちがどんどん疲弊していきます。

 

 

普段ある私たちの日常生活にも潜んでるということです。

 

 

家族が料理をしない。手伝ってくれない。

あなただけキッチンに何があるか知っている構造になってませんか?

掃除をしてくれない。

洗濯をしてくれない。

これも全く同じです。

 

もっと突っ込むと仕事もそうだと思います。
 

片づけの効果とは、

探す・選ぶストレスを最小限にし、

自分の潜んでるパワーを最大限に自分の為に使うための最高の準備。

プラス

周りの力も借りれる状態。

周りの人たちも自ら動くことによって、目的を爆速で果たせること。

 

今迄は、周りが指をくわえて待ち、あなたの行動の結果を待っていた。

それが日常の風景になってたことが、

周りも自分の「快適」「目標達成」にどんどん動くことによって、

あなたの負担が減る。あなたがしたいことに力を注げる。

あなたの周辺も目的達成のために自分が動く。

 

私の想う片づけの効果はこれだと思います。

 

 

一緒に片づけした叔父夫婦が、これを理解してくれたから、

自分の住まい・職場を片づけし始めたんだと思います。

私のアツい思いなんて一度も語ったことないのに;笑

 

 

こうして叔母の住まいはすっきりしたので、

「○○がない」「○○はどこ?」といった類の電話が

すっかりなくなった今、

実は私の気持ちがとってもスッキリしたことに気づいたんです。

 

実母の悪口しか言わなかった叔母。
私の小さいころ、嘘をつかれ、その嘘が原因で母からこっぴどく叱られたこと。

亡くなった叔父の悪口に始まり、自分の周りの悪口を、

相手の時間・体力を奪ってまでいう叔母の評判を聞かされる私。

私の不快を本人に、周りに伝えて何とかやめさせようと思い、

チャレンジしたけど叶わなかった今迄。

しまいには、私の悪口まで近所に言いふらし、

それが私の耳に入り、『もう無理』と判断し、

この叔母が見えなくなるように、聞こえなくなるように

飛び出した私。

そこまで憎んでた叔母でしたが、

片づけをすることによって私の気持ちが昇華し始めました。

 

その気持ちに気づいたのは、

叔母の洋服をたたんで綺麗に収納することを

叔母本人と手伝ってくれた叔父の奥さんとしていた時の会話にありました。

 

綺麗にたたんで、わかりやすいように、使いやすいように収納した時、

叔母がまた悪口のオンパレードがはじまりました。

今度は叔母の母、私のおばあちゃんの悪口です。

「こんなこと教えてくれなかったから私はできなかった」

「(おばあちゃんがだらしないから)私はかたづけること知らなかった。」

「こんなに綺麗にしてくれなかった」

 

そこで、叔父の奥様が一言いいました。

「おねえさん。違うよ。お義母さん、いつもおねえさんのために!って言いながら、

スカート縫ってたんですよ。いつもいろんなことをしてましたよ。」

 

いつも叔母の顔色をうかがってた叔父の奥さんが、

怖くて怖くて言い返せなかった人が、

ここから出ると生涯一人になってしまうので、絶対服従していないと生きていけない!

と思っていた人が、こんな正論を強い人に言うようになったんです。

 

この後、叔母はずっと黙ってました。

そして涙をこぼし始めました。

 

私には弱いと思っていた人が、正論で戦って勝利した瞬間に見えました。

 

そして叔母はこういいました。

「さっちゃん達、綺麗にしてくれて本当にありがとう。

1人では絶対できなかった。

これからもよろしくね。」

 

 

私が見たい風景ってこれだったんだって。

立場が強い人の無意識にかける圧・理不尽に対して、正攻法で勝負し、勝つ!
そして、しっかり反省してもらって仲間になる。


 

マイルドな下剋上かもしれませんが、

思いついて、実行に移す『力』がないとできないこと。

自分が行動したいときに足かせがあったらすぐ動けない。

 

力をつけることが栄養を摂ること。

足かせを外すことが片づけをすること。

この2つを掛け算することによって、

理不尽と闘う。戦って勝つ。

勝ちパターンがわかれば理不尽すら楽しめる。

 

 

だから、片づけ×栄養。

 

 

整いました!;笑
 

自分の経験交えてお伝えしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

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