キッチンも整う。心も整う。体も整う。家族も整う。
『整う食卓』徳本幸子です。
部活動、特に運動部。
子供たちに「辞めたい」と言わせないコツとは?
「ごめんなさい」
「すみません」
を簡単に言わせないことだと私は思います。
とある中学バスケ部の外部指導員を1年間だけ
務めた時のお話です。
私は主に女子を教えたのですが、
コートの中で変にお互い気をつかうのです。
なんでもない事なのに
仲間に対してとにかく謝るんです。
顧問の先生にも謝るんです。
「ごめんなさい」「すみません」が飛び交う風景。
実は外部指導員する前からずっと気付いてました。
指導員をする前は、審判員として中学・高校の試合を笛を吹きに行ってたのですが、
ちょっとぶつかっただけ。
ちょっとパスを間違っただけ。
ちょっと走るコースが違っただけ。
ほんのちょっとのことなのに、
「ごめんなさい。」
「すみません。」
を連発するんです。。。
審判員は顧問の先生より近くで生徒たちを見ることができます。
生徒同士でなにが起きてるか?肌で感じます。
嫌われたくないために
承認してほしいために
「ごめんなさい」をとにかく言うんです。
悪くもないのに。
一生懸命頑張ってるのに。
立派な自己否定ですよね。
そんなことを感じながら審判員をしていました。
次の大会に顔を出すと、
「すみません」
と言ってた子たちが辞めていなくなるんです。
実にさみしい瞬間です。
私が指導した中学もその一つでした。
初日に挨拶したときに気づきました。
大会のたびに、
「〇〇中学です!今日一日よろしくお願いします!」
「〇〇中学です!今日一日ありがとうございました!」
と挨拶に来るキャプテン女子がいなかったのです。
プレーも元気よくやってた子だけにとても残念でした。
何でやめたのか?気になりましたが
目の前の子たちを大切にしようと決めて
指導しました。
指導者になり、
いざ練習してみると
予想通り「ごめんなさい」「すみません」を連発するんです。
明らかに自分は悪くないのに、
気をつかって言うんです。
バスケのプレーや気持ちのつながりよりも
学校生活での「嫌われたくない」が勝ってしまい、
ひたすら謝り続けるんです。
練習試合の時に、
ベンチからこう叫びました。
「一生懸命頑張ってることなんだから『ごめん!』て言わない!」
その日の練習試合の終わりに
「ごめんなさい禁止令」を出しました。
一生懸命頑張ってること。
苦手を克服しようとして頑張ってること。
失敗はつきものです。
むしろ失敗してナンボです。
そんな自分を、仲間を認める言葉に変えよう!
と提案しました。
生徒たちに「ごめんなさい」のかわりに言うといい言葉を各々考えてもらい、
次の練習からその言葉を使ってもらう事にしました。
そうしたら
「頑張ってるじゃん!」
「すごいじゃん!」
「やったじゃん!」
「あともう一歩!」
「伝わってるよ!」
「グッジョブ!」
しかし、今迄の習慣で「ごめんなさい」がつい口から出てしまう。
そうしたら実にいい空気感でお互い注意できるようになったんです。
「ああああ~~今、ごめんって言った~~~;笑」
これですよね。
お互いを傷つけずに注意できることが
爆速で自分自身の心が強くなり、自分の言葉や行動に責任を持とうとする。
注意できるということは
注意するほう、される方
お互いが上達・頑張りを認めてるからできること。
「こんなことができるようになったんだ。
この子達はすごいな。」
なので、多感な時期の女子中学生達ですが、
チーム事情はほったらかし。
私が試合で使う選手もみんな理解します。
「みんな頑張ってるから」
そんなわけで誰一人やめませんでした。
ある大会の帰り道。
「あの~~~。少しお話させていただいてもいいですか?」
知らないお母さんだったのですが、
よく話を聞いたら
「〇〇中学です!よろしくお願いいたします!」
と元気よく言っていた辞めちゃったキャプテンのお母さんだったんです。
私の事は審判員をしている関係でよく知ってたんです。
よ~~~く覚えてる生徒だったので、
「いつも舞台に元気よく挨拶にきてくれて
一生懸命頑張ってる子だなって覚えてますよ。
背がちっちゃいのによく走ってよく飛んで、
責任感持って頑張ってましたよね。
実は顔が見えなくてさみしかったんですよ^」
とお伝えしたら
お母さん、目の前で大泣きされちゃいました。
お母さんには
「私はいつでも待ってるからね。と伝えてください」
と言いました。
その娘さんも
試合中ずっと「ごめんなさい」「すみません」
キャプテンだから、
試合終わった後も
「ごめんなさい」「すみません」
こんなこと、もうやめにしませんか?
やる!って決めたのが本人ならば
一生懸命応援してあげましょうね。
「ごめんなさい」
「すみません」
本当に使うべきところに使いましょう。
日常で連発する言葉ではないと私は思います。
この言葉に変わる言葉が、
「辞めない」私。
継続できる私をつくると思います。
ちょっと今日は長くなっちゃいました。
最後までお読みくださり、誠にありがとうございました。
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