キッチンも整う。心も整う。体も整う。家族も整う。
『整う食卓』徳本幸子です。
「超高級品」スタインウエイのグランドピアノ。
出した音が忘れられず、
ど~しても狭い自宅にピアノを置きたく、
片づけがめっちゃ進んでます!というお話です。
(こんな感じに弾けたらいいな)
去年の今月、
私はピアノの発表会に出ました。
私自身、発表会って「出たい!」と思うタイプではありません。
しかし、なぜか
「期日までにどのくらいの精度で仕上げられるのか?」
という基準で自分自身を試したくなり、
ベートーヴェン「月光第一楽章」
この曲を選んだ理由は、
ベートーヴェンが大好きであること。
全体的に暗~~~い曲の中に、ちょっとだけ明るくなる瞬間があるのですが、
明るい流れのはずなのに、譜面はなぜか「P (ピアノ)」の指示。
「弱くひくんか~~~い!」
と突っ込みたくなる。
そんな曲です。
自宅にピアノがないので、
練習時間は
練習前後の空き教室と、実家へ行くしかありませんでした。
なので、
↓↓↓
短く分け、目標の日付を書いて仕上げるように練習をしました。
練習は時間を決めて短く集中。
お陰様で、予定通り行き、あとは精度の問題。
「ま。こんなもんかな~~~」
と思い、発表会当日を迎えます。
直前練習といって、実際のステージとピアノで練習するのですが、
スタインウエイのグランドピアノを弾いた瞬間、
「え?!?!私、こんな素敵な音色出せるんだ!!!」
冒頭の「PP(ピアニッシモ;超絶弱く弾く)」がうまくできなくて、
最初だけ何十回も何百回も練習し、
「私、絶対無理~~~!」諦めてたのに、
直前練習で出した音は、
「なんじゃこれ!!!これ、私の音なの???」
と自分でびっくりするくらいの音だったんです。
弾いていくうちに、「違う自分」がいるみたいでして。。。
「違う自分」とは?
「あんなにガサツだと思ってたのに、実はとっても繊細できれいな私。」
練習での音色が忘れられず、
ず~~~~っと、心がざわざわし続けました。
ざわざわした心は全く落ち着きを戻さず、
そのまま本番を迎え、
やっぱり最初のタッチが良すぎて、
「うひょひょひょ~~~い!」と舞い上がり、
スタインウエイの繊細なタッチに自分自身がびっくりし続け。。。
沢山、間違えグダグダになりました;笑
終った瞬間、
恥ずかしいとかいう感情は全くなく、
もう一度、スタインウエイのグランドピアノで、
この「月光第一楽章」を味わいながら弾きたい!という
感情が巻き起こりました。
しかしながら、私のスケジュールとお教室のスケジュールが合わず、
ピアノは一度やめるのですが、
もう一度、ピアノを弾きたくなり、
せま~~~い我が家ですが、
自分のモノを
減らして減らして減らして
ピアノを置くスペースを作ってます。
ピアノを日常に置きたい。
置いて練習して、またあの音に出会いたい。
こんな気持ちにさせてくれたのは
スタインウエイのグランドピアノの音色でした。
憧れのあの選手に出会って、「あのような選手になりたい!」と思う。
50歳過ぎてますが、そんな気持ちです。
片づけって、片づけることが目的になってしまいますが、
私のような動機は、リバウンドせず、長くキープできる秘訣だと思います。
自分の事、偉そうに言っちゃって申し訳ありませんが、
出来ない自分ができたからこそ、おススメしたいのです。
是非、憧れのあの人に会いに行って、
憧れのあの人を日常に置いてみる。
憧れのあの人は、何で上手なのか?
どうやって練習してるのか?
どうしてあんなに輝いてるのか?
私に何ができるのか?
そんなことから一緒に考えてみると、
日常を変えたくなり、片づけしてみたくなると思います。
最後までお読みくださり、誠にありがとうございました。