キッチンも整う。心も整う。体も整う。家族も整う。

『整う食卓』徳本幸子です。

51歳の娘を持つ、料理が超絶苦手の母親が作った食事が、

今だからこそ感謝でき、身体と心の支えになるというお話です。




私の母は料理が苦手です。
そんな母をずっと見てた私なので、私も今だに料理は苦手意識が高いです。
料理や栄養を学んだ動機でもあります。
「なんでお弁当作ってくれないんだよ~~」

と思ってた頃もありました。

大人になった今、

小さい頃の母に何が起こってたのか?

母がとてもイラついてたことが理解できるようになりました。

茨城県出身でお見合いで父と結婚した母。

父は長男で家業を継いでおり、父の兄弟はほとんど女性。

東京都墨田区という下町という場所柄、完璧アウェー。

「長男の嫁」として頑張りだすのでした。

 

父の仕事を手伝いながら、

父の要求を聞きながら、
家業を手伝ってくれてる職員に気をつかいながら、

姑・小姑に文句を言われながら、
下町独特の地域性もあり、周りの目を気にしながら、

 

待望の後継ぎとして男の子を期待されながら生まれてきた私。
8歳年下の妹。

子供ごごろに、父親は母に対して何もしない人だと気づきだした頃には、

すでに母には心の余裕など1ミリもありませんでした。
 

当然、母とは喧嘩が絶えない毎日です。

泣きながら家出を何回もしました。
「〇〇してくれない」が言葉にならず、涙となって流れてたんです。

時が過ぎ、

いろんな経験をし、ちょっとだけですが当時の母の行動が理解できるようになりました。

母は周りの大人たちから私を守ろうとしてたんです。
色んな事を言ってくる周りの大人から遠ざけようと頑張ってたんです。

夏休みはサマーキャンプのはしご、母の実家で遊ぶ。

冬休み・春休みはスキーキャンプ。
気づいたらお稽古ごとの嵐。

遠ざけるためにしてきてくれたのに、

母と過ごす時間が短いことで、

「〇〇してくれない」と思い続けてたんです。
 

 

そして今。
すっかり痩せてしまい、股関節が悪いため歩きづらそうにしてる

料理苦手な母が、たまに「作りすぎちゃったのよ~」

といって持ってきてくれる食事がこちらです

 

 

ポークビーンズです。

私が栄養を学び始め、学校給食でよく導入される献立のため、

学生時代に母に教えたお料理です。

 

 

母曰く、「なんちゃってけんちん汁」
母は、母すなわち私の祖母を思い出しながら作る料理です。

祖母は料理はじめなんでも作れる「強い人」でした。


 

楽しそうにこうして料理を作り、持ってきてくれる母に感謝しかありません。

なぜか、母がこうして料理を持ってきてくれるときって、

不思議と私が「落ちてる時」なんです。

料理が苦手なはずの母ですが、

母の作った料理が最高の支えとなってます。

 

「自分を満たして相手も満たす。」

我に返り、今日からまた1歩踏み出します。
 

最後までお読みくださり誠にありがとうございました。


 

 

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