http://ameblo.jp/kesa-pasa/ さんのブログから転載させていただきました。
2月17日に、横浜市健康福祉局宛に質問を送らせていただいた返答が届いていました。
ちなみにこの質問は2通目で、その前の質問、返答についての過去記事はこちら
2月17日に私が送った質問
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
昨日、質問の返答をいただきました、南区の○○です。
ちょっと、不明な点があったので追加で質問させていただきます。
お忙しいところ申し訳ありませんが、教えていただきたいのでお願いします。
お答えいただいた中の、
2 横浜市畜犬センターの譲渡犬については、収容された犬の中から性格や健康状態が良好な犬を、健康管理・不妊去勢手術・性格診断を行った後、横浜市民で終生飼育が可能な方に譲渡しています。
譲渡を希望される場合は、犬との相性を見させていただくため、個別に来ていただいて、お話を伺っておりますので、まずはお電話にてご連絡ください。
譲渡の詳細につきましては、ホームページをご参照ください。
(ホームページアドレス:http://www.city.yokohama.jp/me/kenkou/tikuken/
)
について、性格や健康状態が優良な犬を・・・のくだりなのですが、心ある市民の中には、恵まれない境遇の動物だからこそ、最後を自身で引き受けて、その余生をおくらせてあげたい・・そう考える方も少なくありません。
しかし、現行はそういった犬は譲渡の対象外ということでしょうか?
今現在、やむを得ず殺処分をしている犬の中に、高齢犬の割合は決して少なくないと思います。
今後(・・というより20年度からの数値指標を掲げているのでしょうが)致死処分数の半減に向けての課題には、確実に、高齢犬、病床犬を譲渡犬から除いてという方針を、市として貫くのは無理があると思います。
収容施設の問題もありますし、積極的にセンターが、そういった譲渡に困難と思われる動物を、その期間を長く延長し里親探しに向ける、、、というのは、実際は難しいのかもしれません。
しかし今現在、「性格や健康状態が優良な犬を・・」と門戸を狭めていってしまっていては、救われるべき命が、無碍に殺されてしまう・・・そう思われてもしかるべきだと思います。
今までの生活環境や性格も分からず、そして病歴もわからず、もう余命いくばくも無い命だからこそ、そういった思いで助けたい方も数多くいらっしゃるかと思います。
どうか、そういった申し出を門前払いするような体制で無い事を希望しますし、その部分のご説明を仰ぎたいと思います。
それともう一点。
http://www.city.yokohama.jp/me/kenkou/tikuken/shuyoken.html
のページに、
譲渡犬の情報ではありません!
保護収容した犬の譲渡に関する問い合わせには応じておりません。
の2箇所が強調される書体であった上で、それを了承し閲覧という形になっていますが、昨日いただいたご解答の中にもあったように、
4 畜犬センターで収容された2でご説明しました犬については、譲渡の対象としております。その譲渡の内容についても、2で説明したとおりです。
ということで、実際は2で回答いただいた、迷子の掲載収容犬に関しても、まずはお電話でという形をとるということですよね。
だとしたら、上記の記載は特別に掲げる必要性があるのかという疑問が残ります。
この記載を載せなければいけない事由があるのだったら、教えていただけたらと思います。
以上、長くなってしまいましたが、大筋では2点の質問です。
ご回答、よろしくお願いいたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そして昨日3月3日に回答が送られてきていました。(今日気付きました。ごめんなさい。)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
このたび、お問い合わせいただきました件について、次のとおりお答えします。
収容された犬につきましては、人に対して凶暴性や攻撃性をもつ犬や、伝染病や人との共通感染症が疑われる犬など、譲渡後の飼育等に支障がある場合を除き、可能な限り譲渡しております。また、望まれない犬が生まれないように不妊去勢手術を実施して譲渡しておりますので、その手術に耐えられる犬を対象としています。
また、掲載している収容犬情報につきましては、まずは犬を探している飼い主の方が自分の犬であるか確認し、返還を促進させるための情報であり、譲渡犬と間違えて連絡される方もおりますのでおことわり書きをさせて頂いています。なお、後段の「保護収容した犬の譲渡に関する問い合わせには応じておりません。」については削除します。
本市の動物行政についてご理解をお願いするとともに、今後とも市政に対してご協力をよろしくお願いいたします。
平成21年3月3日
横浜市健康福祉局 食品衛生課長 ○○
(食品衛生課 電話:045-671-2467 FAX:045-641-6074)
横浜市健康福祉局 畜犬センター所長 ○○
(畜犬センター 電話:045-621-1558 FAX:045-621-1559)
(市政ダイレクト広聴 健康福祉局食品衛生課 第20-900017号)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
とのことでした。
譲渡に関しての返答は、最近センターに直接質問をされている方からも聞いているような内容でした。
今まで、門前払いで迷惑そうな対応だったとの話しか聞いていなかったこともあり、その後私も実際センター職員と話をさせてもらいましたが、その際の対応も全くそれ(聞いていたもの)に違わないものでした。
そしてその後の、写真転載禁止の措置があり、近隣の川崎と比較してしまえば、あまりにも不透明すぎ、そして市民の介入を全く阻止している印象を受けざるを得ませんでした。
その結果、質問を送らせていただくことにしたのですが。
譲渡に関してや、殺処分日に関しても、明確にしないほうが危機感はあおられないのかと思います。
ガケ犬報道のときもそうでしたが、危機感をもってだと「飼い主になりたい」と名乗り出る人数は多いのかもしれません。
そしてガケ犬に限って言えば、その意思を持った方が飼い主になったわけではないと思います。
一度譲渡した動物が、又センターに戻ってきてしまう・・・いい加減な飼い主が多い中、それを懸念しているんだろうなという気持ちはわかります。
しかし、センターで収容されている動物の存在を、心を痛めて「何とかしたい・・」そう考え、飼い主が現れなかった際に譲渡への道が切り開かれ、そして実際幸せになっている子たちの存在を多く知っているから、そこの部分のトラブル発生は、子犬に限っての譲渡希望者のそれよりも、最期まで命と向き合う覚悟を持った方でなければ、問い合わせも何もしないと私は個人的には思います。
そして実際、私達市民が遺棄している動物が多く存在していることは確かで、情報が不明瞭になればなるほど、そういった卑劣な飼育者を戒める力も薄れてしまうのではないかなぁ・・とも個人的には思います。
でも、それは各自治体に収容動物の命の最終判断を委ねさせている、現行法のもとでは仕方が無いことなのだろうとも思います。
最近、「センターに問い合わせをしたらこんな返事が」という情報を、コメントやメールなどでいただいたりすることが多々あります。
私が以前(昨年12月)実際に見聞きした情報と、そしてそれ以前に邪険な対応で心を痛められた方の情報とは、異なってきているなぁと感じます。
今回いただいた返事の中の
「保護収容した犬の譲渡に関する問い合わせには応じておりません。」については削除します。
にもあるように、写真転載の禁止の措置の撤回、そして問い合わせに応じないと誇示したうたい文句の削除(今、3月5日の午前4時現在はまだ掲示されていますが)と、市民とセンターとの隔たりが無くなっていけば・・そう願いたいです。
そして、質問に返答いただいたことありがとうございました、とこの場を借りてで改めて御礼申し上げます。
そんな今現在、横浜市畜犬センターで飼い主を待っている掲載収容犬情報です。
今現在は5頭のワンの情報が掲載されています。
今までは無かったのですが、2月に収容された狼爪のある赤茶の子、「飼い主さんが確認するための再掲示」とのことで一度消えてしまった情報が掲載されています。