矛盾のひとつを選ぶことは直接の行動を避けることです。
なぜなら、いつでも選択は行動を避ける過程だからです。
すなわち、私が矛盾のひとつ、平和を選び、そしてその
反対のもの、葛藤を理解しないなら、そのときそのような
選択は非行動に導きます。
統合をもたらすのは選択ではなく、正しい考えることです。
正しい考えることがあるところには、矛盾は可能ではあり
ません。私たちがどんなふうに正しく考えるかを知るなら、
矛盾は止むでしょう。それで、私たちは何が正しい考える
ことであるか見出さなければなりません。
(by クリシュナムルティ)
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人はときに理論より感情によって説き伏せられてしまう。
感情によって動くこと。
それは人間の欠点とまで言われてきました。
ギリシャ哲学者・アリストテレス以来・・・ですね。
人間の判断や行動を決定づけるのは、おもに
論理と理性である~と。
しかし1990年代以降の科学技術の発展により、
脳の動きが、画面ではっきり観察されるように
なって、それは間違いだった
ということになりました。
耳や目や鼻や肌などから入ってくる、ほぼすべての
刺激(情報)は、扁桃体に受容されます。
扁桃体は感情を司る部位です。感情というのは。
危険か危険でないか。快か不快か・・・。
すぐに察知して行動しなければならなので、
即座に動かねばならない。即座の判断です。
なんについても、そこで価値判断されています。
扁桃体は生まれて一番最初から働いている「脳」です。
思考・大脳の活動は、多大なエネルギーを
消耗させますから(思考するのは苦痛とさえ言える)
即座の判断をした後に、過去の経験の通りに
処理しようと判断されれば、自動反応するのみで、
大脳皮質に情報を送らない、ことさえある。
これが「習慣」でしょう。
「前例の通りで間違いない」と。
ですから最新の研究から言われていることは
「人間は感じることのできる思考の機械ではなく、
考えることのできる感情の機械である」
人はいつでもどこでも、何に対しても、
感情的に反応している。
扁桃体が働かなければ、
一切の意思決定ができない。
それが人間の根本的な構造です。
扁桃体が働いて意思決定をして、そののち、
大脳皮質は、それがそうである作文(理由)を作る。
まっ。正当化ですね。
私がどうして、それを選択したのか。。
(それは、闇の中だけど)
その選択が正しいのを証明するためには、
どう行動すべきか。。と思考が使われる。
問題は・・・
いったん、扁桃体が価値判断した決定が
「絶対なモノ」として変わることなく
判断されつづけるのか。
それとも、
変わる事ができるのか。
ということでしょう。