地図の要らない寄港地⑦ 〜 ドブロブニクはほんとに宮崎アニメの舞台?! | 喜多川リュウの『Life is Art』〜豪華客船コーディネーター

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週の半分を東京で、もう半分をで田舎で暮らしながら、
遊び半分、仕事半分に感じたこと、見つけたこと、
経験したことをつづっていきます。
還暦までに「やり残していること」にも挑戦していきます!

地中海クルーズでよく訪れる寄港地にドブロブニクがある。

アドリア海の南北に長く伸びたクロアチアの最南端にある街だ。

この海域は「ダルメシアン・コースト(犬種としても有名)」とも呼ばれている。

 

城塞に囲まれた要塞のような街「ドブロブニク」の紹介によく使われるのが

『宮崎アニメ・魔女の宅急便の舞台』という文言だ。

 

 

これについて、じつは宮崎駿さんご本人に確認をしたことがある。

(私の実家がスタジオジブリの近くで、以前外国からのお客様をお連れしたときのこと)

 

「魔女の宅急便の舞台はドブロブニクなんでしょうか?」

 

わたしの問いに宮崎先生は微笑みながらこう答えた。

 

「わたしはそんなことは一度も言った覚えはないんだがなぁ…」

 

「ドブロブニクが舞台だという人もいるし、他の街が舞台だという人もいるし…」

と、アニメの舞台は勝手に世界中を一人歩きをしているようだ。

確かにネット検索をすると「我が街こそは!」と名乗りをあげているところがドブロブニク以外に6つでてきた。

 

■スウェーデン・ヴィスビュー

■スウェーデン・ストックホルム

■ポルトガル・ポルト

■イタリア・シエナ

■エストニア・タリン

■ポルトガル・リスボン

 

それ以降、わたしは船旅原稿を書くときには「魔女の宅急便の舞台と言われていると表現するようにした。

 

ドブロブニク…

赤茶色の統一された屋根、優しいひとびと、素朴な味付けのシーフードとワイン…

いずれにしても魅力的な街であることに変わりはない。

 

【参考動画:ドブロブニクの入港シーン】http://寄港地情報.com/DUBROVNIKP.html