

記念すべき初観劇のキャストは⬇️
花總まりさんが今回でエリザベートは最後だから観なきゃダメよと、お花様の会に入っている友達が🎫取ってくれるということもあり、エリザベートはお花様一択でした。
次の再演時には絶対ちゃぴ(愛希れいか)回を取りたい🫶
トートは山崎育三郎さんと迷いましたが、私の勝手な理想のトートビジュアルに古川雄大さんがドンピシャだったことと、春に古川雄大さんのコンサートでの歌声やダンス🕺に感動して今度は舞台で拝見したい!と思っていたことが決め手となりました。
そしてフランツはコロナで思うように観られなかった『ガイズ&ドールズ』で その迫力ある美声の虜になった田代万里生さんを堪能するためのリベンジ
あとは『ポーの一族』で強烈に印象深かったマダム・ブラヴァツキーの涼風真世さんのゾフィーを観てみたくて この日にしました。
一回限りだったので東宝版と宝塚版の違いで驚いたことなどいろいろ書きたいことはあるのですが、今回はキャストごとの感想を書こうかな。
エリザベート:花總まりさんは存在そのものがエリザベート!!と話には聞いていましたがまさに百聞は一見にしかず!気品、纏うオーラ、存在感が凄すぎて唯一無二✨生で観られて本当によかった
無邪気でお転婆な少女時代シシィ、失礼ながら実際の年齢をつい考えてしまうのにどこからどう見ても少女にしか見えないことが不思議で「お花様凄すぎる…」と心の中で驚愕の連続でした。
一方年齢を重ねて自分らしく生きようともがく皇后エリザベートの姿は よりリアルで自然で物凄く惹き込まれました。
トート:古川雄大さんは「死」という本来は目に見えない存在を体現するに相応しい人間離れしたルックスで、最初スーッと上から登場してきた時からゾクゾクしました
でも外見の冷たさ(怖さ)とは裏腹に、シシィに対する感情表現が豊かで人間味すら感じるトートで。
ヅカ友さんによると、城田優さんトートが過去最高に怖くて好きだったので古川さんトートは優しく感じるとのこと。
プログラムの小池先生のお言葉を読むと、古川雄大さんは「独自の解釈で新たなるトート像に挑戦している」と書いてあるので そういうところなのかなぁ
ステキだなぁと思ったのは、トートダンサーとの一体感。
トートは同じようには踊らないけれど、ダンスがお上手な古川さんだからこそ指先までしなやかな動きが美しいなぁと見惚れました♪
フランツ:田代万里生さんの変幻自在の歌声は本当に天からの授かりものですよね。聴き取ろうとしなくても歌詞が勝手に入ってくるし本当に心地よくていつまででも聴いていたい🎶
宝塚版にはないハプスブルク家の悲劇の悪夢のシーン。必死にエリザベートを探し求めるフランツの表情、歌に圧倒されました。
ルドルフ:甲斐翔真さん、初めて拝見しました。ルドルフ初登場だったのですね!爽やかなイケメン、背が高く舞台映えがします。ブルーの軍服姿がとても似合っていて凛々しくて「皇太子」感が完璧でした❤︎
ゾフィー:涼風真世さんは期待通りの圧倒的な存在感。神経質そうな雰囲気を纏いながらフランツを支配しシシィを威圧する感じ、シシィを追い詰めていくことへの説得力がすごかった
最後亡くなる場面(宝塚版にはないですね!)で皇太后として、フランツの母として苦しかった胸の内を歌う場面は本当に切なくて涙が出ました。
ルキーニ:黒羽麻璃央さんも はじめまして でした。初ルキーニだったのですね。
整ったお顔立ちだからこその狂気っぷりが刺激的でゾワゾワして めちゃくちゃ良かったです
そして少年ルドルフ:三木治人くん可愛かった!成長したら甲斐翔真くんルドルフになるということに納得(╹◡╹)
"ママ"の帰りを待ち侘びるお芝居が自然でいじらしくて、透明感のある歌声にも涙を誘われました。
他には。。。
マダム・ヴォルフとルドヴィカ(シシィの母)2役やられた未来優希さん
ヴィンディッシュ嬢の彩花まりさん
(お2人とも宝塚OGですね)が上手いなぁーっと強く印象に残っています。
どのキャストも ビジュアルから声から歌からお芝居も…何もかもが文句なしに素晴らしかったです
今は、今後この満足感を超えるバージョンに出会えるのだろうか❔と思ってしまう。
そう思えたことが幸せ。
他のキャストで観たらまた計り知れない違った魅力があって同じことを言うことになるのかなぁ、、、
私にとってはこのキャストでの『エリザベート』がずっと大切な思い出として残っていくことになります。劇場に入った時から重厚感のある舞台セットに一気にエリザの世界観に引き込まれ、そのまま終演まで「すごい舞台を観ている!」と身体の中が活性化される感動に満たされて、久々に気持ちが浄化されました。