昨日、ライブ配信視聴しました✨
花組さんの舞台を観るのは昨年8月末のマイティー『銀ちゃんの恋』観劇以来…
(れいちゃんチーム全ツも元禄バロックロックも 観劇も配信視聴も出来なかったので
)とウキウキしていたのに やらかしました


『冬霞の巴里』配信開始時間の記憶が いつの間にか16時半にすり替わっていて、16時25分にRakuten TVに切り替えたら…





一瞬 自分の目を疑いました

シマッタ〜
『TOP HAT』が16時半からでしたね!
というわけで幕開け25分も見逃すという大失態
ぁ〜

でもNOW ONを観てザックリとイメージしていたので動揺は捨てて、その場面から急いで集中しました

いやぁ。。。久しぶりにずっしり重量感を感じる作品でした。
あ、昨年の『桜嵐記』もそうでしたけれど、また全然違う…
ひとこちゃん(永久輝せあ)のカテコのお言葉を借りて、私も目撃者、共犯者になれたのですね

配信視聴者にも そう呼びかけてくれましたものね♪
観る側のことも共犯者という表現が新鮮であり、とても腑に落ちる、そんな不思議な世界観を感じる作品で、凄く余韻が残っています。
明るく楽しく、最後には一点の曇りなく心が浄化される作品もいいですが、やっぱり普遍的なテーマを感じて考えさせられたり結末の解釈の余地がある作品は心揺さぶられます。
脚本&演出はバウホールデビュー『龍の宮物語』が評判良かった若手の指田珠子先生。
今後の作品にも期待が高まります。
曖昧な結末がモヤッと感だけで終わってしまって自分に合わなかったと思う場合もありますが、
この『冬霞の巴里』は理解が追いつかなくても"何かすごいもの観たぞ"(⇦目撃した)という感覚が伴って、その後アレコレ考えながらジワジワと登場人物の心情がわかってくるような、、、
余韻が長い。
疑問点がわかったうえで2回目、3回目と回数を重ねていくと きっと自分の中の解釈が固まっていくのでしょうね。
ひとこちゃん、星空美咲ちゃんのお芝居、歌、ビジュアル、全て期待を裏切らないですね♡
お2人とも純粋さを内に秘めながらも激しい憎しみの心に苦悩する憂いのある役がとても似合っています。
ひとこちゃんのお衣装、どれも素敵で似合っていましたね〜
全体的にお衣装が好みです。
白いペンキが飛び散ったような模様がお揃いになっていたり、和海しょうくん父や復讐の女神たちの血が飛び散ったような柄の白い衣装も目を引きます。
美咲ちゃんや ほのかちゃん(聖乃あすか)、周りがしっかりした体格の人が多かった❔からなのか、ひとこちゃんが思っていたより小柄に見えたのが意外でした。
美咲ちゃんは『銀ちゃんの恋』の時は まだ初々しい感じでしたが、今回は主演ひとこちゃんを精神的にも守り抜こうとする強く包容力ある姉役、大人っぽいフィナーレで だいぶ貫禄がついたなぁと思いました

やはり一番驚いたのは…ほのかちゃん‼️
過去に見たことのないお役で、メイクだけでなく人相から変わってしまったかのよう

いつものキラキラ笑顔からは絶対に想像がつかなかった…でも無理矢理つくっている感はなく、振り切れていました

最後の食卓の場面での高笑いは本当に怖かった。。。
暫く観ないうちに、お芝居だけでなくフィナーレでの佇まいまで含めて ほのかちゃんの存在感が更に大きくなったなぁと感じました。
飛龍つかさくんも素晴らしかった!!
マスカレードホテルやナイスワークや銀ちゃんの恋にしても…特に別箱公演では つかさくんのお芝居によってグッと味わい深くなるのがわかります。
今回の元医者の浮浪者役の一樹千尋さんの上手さに感動して、つかさくんもいずれ負けず劣らずの役者さんになるなぁと思ったり…
長ーく宝塚にいてほしいと願わずにはいられません。
今回の嬉しい発見は 愛蘭みこちゃん

美羽愛ちゃん、都姫ここちゃんと同じ104期なのですね。
爽やかなブルーのドレスで純粋さの象徴のような可愛いお役がピッタリ。お歌も上手🎶
声がまろやかでいいですね。
専科のゆりちゃん(紫門ゆりや)、桜嵐記の高師直と真逆の元々のお顔立ちの優しさを生かした高貴なビジュアルで違和感なくお母様でした

女役のままショートカットに鬘を変えてのフィナーレが色っぽくて素敵でした💃
侑輝大弥くん、海叶あさひくん、希波らいとくんも目立つお役で頑張っていましたね♡
最初から最後まで舞台に出ていることの多かった3人の復讐の女神たち(咲乃深音、芹尚英、三空凛花)が凄いスパイスになっていますね。
物語の展開をスムーズにしたり登場人物の心情をダンス等で表現するお役、とっても好みです

『エリザベート』黒天使、『愛と革命の詩』エンジェル、『ファントム』従者、『ロミオとジュリエット』死と愛、『ポーの一族』エドガーの影、『マドモアゼル・モーツァルト』精霊たちetc...
踊りで表現してくれることによって 演じる側も深く心を動かしやすくなるそうですし(前に何かで みりおちゃんが仰っていた)観る側も より感情が昂ぶります。
つかさくんギョームの
「もう…何もかも疲れてしまった」
ひとこちゃんオクターヴの
「優しいのは苦しいから…」
「何が違っていて何が正しいんだ…」
「誰も憎まずにいられたらよかったのに」
凄く感情移入出来て胸が締め付けられる、ズドーンと心に残る台詞でした。
「何が違う❔」「何が正しいのか…❔」
人生様々な局面で問いかけて、永遠に答えが出なくて、自分の過去の経験にも照らし合わせたりして ずっと頭の中でグルグルしています。
一つの物事に対して人は皆それぞれ無意識に自分のフィルターを通して見てしまうから、一人一人にとっての真実は全く違ったものになってしまうことが多くて、それを見極めることはなかなか難しいですよね。。。
そして、人を憎むって結局は"自分を蝕んでいく"(⇦これはNOW ON美咲ちゃんの言葉)
オクターヴとアンブルは最後にそのことに気づけたから救いがあるのかな…❔
あの後 2人はどこに行ったのだろう?
う〜ん。やっぱり初見では全然消化できない

けれど、ひとこちゃんが言っていたように
暗い作品ではなく希望の光、温かさも見えてくる作品であることは感じることが出来た気がします。
もう一回観られたら深まると思うのですが
東京でのチケットがありません🎫

ひとこちゃんのカテコ、れいちゃん『TOP HAT』チーム
、花組
に溢れていましたね。


「冬霞の巴里で冷えた体を温めに是非TOP HATを観に行かれて下さい」で予想外に長引く会場の爆笑に戸惑ってキョロキョロ仲間に様子を伺う ひとこちゃんに癒されました
