録画していたスカステの番組
MUSICA×MUSIK Collection#3「月光」を観ました♪
たんちゃん(楓ゆき)がMCで、ゲストがうーちゃん(英かおと)とちなつちゃん(鳳月杏)

元々ベートーヴェン「月光」が大好きなのでテーマ自体が凄く興味深いのに加えてメンバーも最高です☺️
ちなつちゃんとうーちゃんの波長が合っていて微笑ましくて、何より 美しくて頼りがいのある たんちゃん先生の説明がとてもわかりやすく楽しくて引き込まれました

ピアノを習っていた子供の頃ベートーヴェンの曲が好きで、「月光」は小学6年の時、まだ実力が追いついていないのに先生にお願いして弾かせてもらった思い出深い曲です。
高校入学後部活で忙しくピアノはやめてしまいましたが、この曲は今でもたま〜に、指はもうヨロヨロしますが自己満足で弾いたりしています🎼
なんと、うーちゃんも音楽学校の卒業試験で「月光」を弾かれたとのこと

一回に鳴らす音が多くて(第3楽章ですね)譜読みが大変だったと言っていました。
たんちゃんは昔吹奏楽でサックス🎷を吹かれていたそうです。
ちなつちゃん、やりたい楽器は?と聞かれ、弦楽器、特にハープをやりたいと答えられていました☺️
「月光」の正式名称は「ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調」
「月光」or「月光ソナタ」は後から付けられた愛称で、一説にはベートーヴェンは曲に愛称が付けられるのを嫌がっていたとも言われているとか…
そうだったのですね

知らなかった。
宝塚歌劇では結構使われていて月組率高いです⤵️
私が生で聴けたのは『群盗』からですが、やはり「月光」が流れるといつも胸がいっぱいになっていました。
特に大好きなちなつちゃんの出島フィナーレ😍と、毎回涙していたWELCOME TO TAKARAZUKA(WTT)月の巻

ちょうど番組ではこの2つについて深く掘り下げてくれました

まずはWTT月の巻での「月光」から。
ダイジェスト映像がたくさん流れて…懐かしくて胸がキュンと締め付けられます

本当に素晴らしかった!神々しかった!
この場面、ほぼ全員出演されていて12分間もあったのですね!体感時間短かったな。
吉田優子先生が"さくらのボレロ🌸"のような宝塚の群舞の力を見せたいというイメージで編曲されたそうです。
闇から始まり 月が満ちていく様子をいろいろな楽器の様々な音色で表す構成にされたとのこと。
①闇の沈黙→ピアノ🎹
(闇、沈黙を音で表現するって矛盾しているでしょう!と吉田先生ツッコミたくなるそう😆←確かに笑)
②新月→オーボエ(ロマンティックな甘さを表現)、チェンバロ(品格や格調高さを表現)
③三日月🌙→フルート(月の光で銀扇が光る様子を表現)
この後ボレロのリズムが強くなるのに合わせて月が満ちていき。。。
④満月🌕→ティンパニ(満月の登場、力強さや輝きを表現)
↑ここは観ていて毎回本当に気持ちが"ドワァーーッ"と吹き上がるところでした

ちなつちゃん、曲の力を借りていると実感して皆で息を合わせることを今まで以上に感じていたと言っていました

たんちゃんからクイズもありました^_^
「クライマックスで演奏に加わる、吉田先生が考える"最高の楽器"とは何⁇」
うーちゃんもちなつちゃんもすぐにわかって→「人の声(コーラス)」

麗泉里さん、蘭世恵翔さん、白河りりさん3声だけのコーラスだったのですね!スゴイ
(人の声の持つエネルギーはどんな楽器もかなわない魅力がある by吉田先生)
ベートーヴェンも第九のクライマックスでコーラスを取り入れられています。
宝塚のショーで何度も使われた「月光」。
吉田優子先生にとってもWTTが集大成となり、花柳壽應先生の群舞の振付や、関谷敏昭先生の素敵な装置と共に忘れられない場面となったそうです。
植田紳爾先生(作•演出)は「成長過程にある月組の団結力や結集力、完全なまでの充実を見せたい」と仰っていたそうですが、
その通りの場面になったと自負出来る!と ちなつちゃん💛←月組生全員の気持ちですね。
続いての「月光」は、ちなつちゃん主演『出島小宇宙戦争』フィナーレ🎶
うーちゃんも出演されていましたね^ - ^
もう好きすぎて何回観たことか💕
たんちゃんの言う通り、ちなつちゃんのカッコいいが詰まっている

映像観ながら「激しいよね…」と他人事のようにボソッと呟くちなつちゃん(笑)いいね〜

劇中で柚乃くんシーボルトが演奏する「月光」をフィナーレでも使いたいという演出の谷貴矢先生の希望で、高橋恵先生が編曲担当されたそうです。
原曲が持つ威厳や重厚さを大切にしながら、宝塚の男役に似合うロックアレンジにされて、音で力強さや男臭さを強調して男役がカッコよく見えるように作られたとのこと🎶
例えば冒頭のギュイーンという音

エレキギター🎸の音にエフェクトをかけて力強さを表現。
これでスイッチが入る。
チェンバロでは男役のオラオラした感じをイメージされたとのこと。
聴いてみると、、、本当だ

WTT月の巻では品格や格調高さを表すのに使われたチェンバロとは全然違うことに驚きます

後半はヘビメタリズム。
高橋恵先生は、ここぞという男役の見せ場ではトランペット🎺ソロを使う拘りがあるとのことで、
実際ちなつちゃんが一人踊り始める場面で使われていました

そして、途中ゆったりしたリズムの場面を取り入れて盛り上がった空気を一度クールダウン。
そうすることで、ちなつちゃんの醸し出す男役の色気を強調する効果があるそうです。
←なるほどーー🌟まんまとその強調された色気にやられまくっていました

その後一気にギアが上がり、テンションが最高潮のまま終わるという構成。
そう、一番盛り上がったところ、最後の決めポーズ。。。メチャクチャかっこいいところで照明が消え…"え⁉︎ そこで消さないで💥"と叫びたくなる演出に震えましたね…

たんちゃんからのクイズは、、、
ちなつちゃんがソロで踊るところで激しく演奏されるチェンバロが担っている役割とは❓
→これは難しい…と2人ヒントをもらうも、なかなか正解が出ず…
答えはちなつちゃんを応援する役割

このフィナーレ、ちなつちゃんは出ずっぱりで後半は特にハードなので、せめて音で背中を押せるように"最後のクライマックス行ってらっしゃい‼︎"という気持ちをチェンバロに込めたそうです

ちなつちゃん、映像を観ながら
「確かにこれは応援してもらっている」
「助けてもらっているから最後まで踊れている!」と先生の愛を感じたようです。
それにしても何度も繰り返し見た両作品の「月光」がこんなに先生方の拘りと愛の結晶の奥深いものだったということに改めて感動しました

それを知った今の状態で 再び生で観たい、聴きたい

先に教えておいてくれたら良かったのにーーって思っちゃいます。
知った上で観られていたらもっと深く感じられたのに。。。って。
ちなつちゃんや うーちゃんも初めて聞いたような感じでしたが、お稽古中とかに生徒達にあらかじめ伝えられることはなかったのかな❔
出島フィナーレやWTTを改めて観てみると、、、
当然のことながらそれぞれの場面で使われている曲と原曲、同じ曲ではないみたいに全く違った印象で…
でもどちらも音楽と振付と演者さん達の魅力が相まって最高です

音楽の力ってやっぱり素晴らしい✨