宝塚の舞台を支える仕事場の数々を、現場で働く人々のインタビューを交えながら紹介する番組『THE BACK STAGE』


宝塚バウホールの裏側に密着された回(2013年4月初回放送)のことも少し記録しておきたいと思います。


若手スターたちの登竜門的な意味合いを果たすバウホール(526席)は、1978年3月、最新の設備を持った宝塚の第2劇場として、当時の小林公平理事長の熱意のもと誕生したそうです。

「バウ(bow)」とは「船の舳先」で、先へ先へと進んで行く、時代の先端を担う意味合いが込められているとのことキラキラ



杮落とし公演は、安奈淳さん主演による花組『ホフマン物語』でした。

そしてバウホール30周年記念として上演された第1作、2008年月組『ホフマン物語』で当時研5のみりおちゃん(明日海りお)が初主演(役替わり)されました!
その時の公演前の記事があったので、記念に貼り付けておきます😍


みりおちゃんがプクプクしていて可愛い!楽曲数の多いこの公演で喉を潰してしまって、その反省から発声法を学んで数年かけて変えていったと聞きました。みりおちゃんの魂のイケメンボイスの原点となった公演ですね。




話戻ります^_^

演出家の草野先生によると、バウホールは出演者の息づかいまで伝わるちょうどいい大きさで、作品を作る側もやりやすい面があるとのことです。ただし大劇場の小振版にならないよう、バウホールならではの作品になるように心がけているそうです。

演出家にとってもバウホールがデビューの場。若い演出家に対して、大劇場だと大きすぎて薄まってしまう個性もバウホールではそのまま出てくるから、それを軸にして自分の個性を探してほしいと仰っていました。
バウホールの魅力は演出家も生徒も大いに個性を磨けるところにあるのですね。




出演者の立場からは、元花組男役トップスター・女優の榛名由梨さんがいろいろ話して下さいました。

バウホールはその形状や大きさから、大劇場よりもより丁寧に、自然体でシリアスな演技を要求されるとのことです。

500人強という空間の中、大劇場では失敗出来ないこともバウはファンが温かく見守ってくれることもあり、思い切ったことにチャレンジ出来るところが魅力と語られていましたピンク音符




音響担当スタッフさんによると、大劇場と違って客席後方の音響室の窓が開くので臨場感があり、生の音を聴きながら、お客様の反応を見ながら、空気感を感じながらオペレート出来るのがバウホールの魅力だそうですブルー音符




バウホールは宝塚歌劇団以外の外部の方も使用できるのが特徴の一つでもあります。

そう、大阪に住む旧友が、現在20代後半の娘さんのバレエの発表会で昔は何度も入ったことがあると言っていました。
羨ましい限りですラブ
ちなみに彼女は宝塚に全く興味はありませんNG

私が入り出待ちの話をしたとき、「発表会で行った時そういえば何かを待ち構える大群を見たわ〜〜 それね⁉️」と笑われましたおーっ!





大劇場に通じる正面入口を入ったすぐ左横の階段を上がればバウホール…
いつかここを上がれたらいいなハート

でもバウ公演ってチケット取るのは本公演より至難の業なのですよね。当たったら遠征考えようと、バウ体験目的で何度か友会エントリーしました😅
次回のバウは花組ほのかちゃん(聖乃あすか)だから観たいなぁ…




バウホール公演では若手中心で人数も絞られるため、下級生に至るまで台詞や歌、ダンスの見せ場が増えるのが魅力✨
特に応援しているスターさんが出演されたりしたら、じっくり観られて最高でしょうねキラキラ