タカラジェンヌさん達の芸名、、、
基本は「この人ステキだな!誰だろう❔」とビジュアル→芸名と覚えることと思います。
でも私は宝塚ファンになって間もない頃、芸名とお顔がなかなか一致しないとき、何故か先に芸名の方から惹かれ、それからご本人を認識して、あぁ~お名前のイメージ通りだなぁって好きになるというパターンもありました。
私なりに感じる芸名の響き、視覚に訴えてくる芸名の文字の並びの印象も、そのジェンヌさんの好印象が強くなっていく要素でもあります。
思い返すと、紅ゆずる、望海風斗、芹香斗亜、鳳月杏、永久輝せあ、飛龍つかさ、聖乃あすか、彩海せら 〔敬称略〕。。。芸名から先に入ってきました

みりおちゃんに関しては芸名の方が後からでしたが、
明日海りおという文字を見た瞬間、容姿や声だけでなく、芸名的にも好き❗️最高!!とビビビッと来た直感はやはり間違っていなかったです

みりおちゃん、芸名は家族と決めたそうですね。
本名にもある、大好きな「海」の字を使いたくて、明るく未来へ向かっていく感じの「明日」をつけて「明日海」、名前は昔からラ行の響きが好きだったので「りお」にしたと。
本当に、文字から膨らむ壮大なイメージも洗練された音の響きも、まさに私のツボです

言うまでもないことですが芸名って大事ですね。
芸名によって舞台人としての運勢も変わっていく可能性もなきにしもあらず…と思うと、万が一自分がその立場だったら(笑)、芸名を考えることがある意味入団前の一番の大仕事になるかもしれません

改めて、「宝塚おとめ」で芸名の由来をいろいろ見てみると…
⚫︎家族で考えました〔一番多い〕
⚫︎沢山の方のお知恵をいただきました
⚫︎恩師と相談しました
⚫︎尊敬する方より一字いただきました
⚫︎自分で考えました
大まかにこの5つのようですね。
、、、と、先日ページをめくっていたら新発見

驚いたことに…今更ながら…芸名の変遷についてP93に記載されていることに気づいたのです

宝塚ファン歴3年目=「宝塚おとめ」歴3冊目にして初めて

なるほど〜と思うこと多々あり、せっかくなので私なりに縮約してみました。

芸名の変遷
宝塚少女歌劇が発足した頃は『小倉百人一首』からつけられたが、生徒数の増加に伴い成立しなくなった。
生徒たちは音楽学校在学中は本名で呼ばれるが、入団と同時に芸名がつけられ、タカラジェンヌになる。
昭和20年代までは「子」のつく芸名が圧倒的に多かったが、30年代になると急激に減り、代わりに姓が一字だけの芸名、名が一字だけの芸名、ひらがなやカタカナの名が多くなっていき、現在約半数がひらがな、11人がカタカナの名を持つ。「子」のつく芸名は、専科の美穂圭子1人。
文字数が一番多いのが6文字で花組の鈴美梛なつ紀、雪組の野々花ひまり。少ないのが2文字で、専科の轟悠、雪組の橘幸、縣千、潤花。
原則として、上級生と同じ芸名はつけない。時代を超えて多く使用される文字は「美」「花」「月」「千」で、最近では「真」「咲」「華」「愛」「輝」「乃」なども人気である。
舞台につながる「舞」「音」、自然を連想させる「海」「風」も多い。
「花」は娘役がよく用い、「海」は男役がよくもちいている。花の名前を取り入れている場合も多く、「桜」は人気で、次いで「蘭」。「蓮」や「梨」もよく使われる花である。
以上
以前から、特に「舞」「音」は、そのジェンヌさんの思い入れのある分野、アピールポイントの意味があるのかなぁと気になっていました。
例えばダンサーとしても好きな…
マイティー〔水美舞斗〕・・・美しく舞う
ひっとん〔舞空瞳〕・・・空を舞うように踊る
↑私のイメージです
気になる娘役さんの音くり寿ちゃん、咲乃深音ちゃんや晴音アキちゃんは特に歌が素晴らしいです。
音くり寿ちゃんだけは芸名の由来にも「幼い頃より沢山の音楽と触れ合ってきた為」と書いてあります☺️
芸名は入団の半年程前に考えて学校に提出してGOサインをもらうのですね。
本名はNGですが、名前だけに使うのはOK。
例えば柚香光さんの光(れい)。
過去在団されたジェンヌさんと似すぎるのもNG。
舞空瞳さんが入団時は認められていた芸名・舞空美瞳(みみ)を研一の時に改名。元雪組トップ娘役舞羽美海さんと酷似しているからなのか、ということみたいですね…
いろいろと奥が深いですね

宝塚ファンあるあるかもしれませんが、自分が生まれ変わってタカラジェンヌになったら芸名は何にしよう
と妄想するのも楽しいです

