さて、長かったインドの旅もそろそろ終わりに近づいています。ここではインド滞在で感じたことや、考えたこと、見聞きしたことをスリランカでも含めて書きたいと思います。
1、日本についてどう思うか
・スリランカのニプの意見では、日本はお金持ちの国、リッチな暮らしをしている。国がとてもきれい。礼儀正しい、すべてがきちんと統制されていて、時間にも正確だ
・チェンナイ、セバスチャンの意見
第二次世界大戦、阪神淡路大震災などの数々の被害からの復興の速さに感嘆している。また、日本はすばらしいテクノロジーがあり、インドにもそれが波及している。インド人からすると、棒=お箸 で食事できるということがすごい。インド人は手でカレーを食べるので(笑)
2、国内の違い
・インドには30近い州があり、そのそれぞれが独自の文化や食べ物、言語があります。それを統一するというのはやはり並大抵のことではないと感じました。
面白いことに、インドはアメリカやオーストラリアなどのように隣の州でも英語を話して通じるというものではありません。だから政府がヒンズー語を国の第1言語に、そして第2言語には英語を指定しているのです。ですから、他の州の人と話をするためにはどちらかが相手の言葉を理解しているか、ヒンズー語もしくは英語で話さなければなりません。
しかし、インドの南部の州、タミルナドゥ州はタミル語が州の言語ですが、政府のヒンズー語国語科政策に反対する人が多く、それ故にヒンズー語よりも英語を話す人の方が多いのです。
・インド人はみんな手を使って食事をするのか??
はい、これは私もずっとそう信じてきていたのですが、実はそうではないということがわかりました。少なくとも私が訪れたパンジャーブ州では、食事の時はスプーンやフォークを用います。手で食べる習慣はないようです。
食事の種類自体はスパイスのきいたカレーがどこの州でも主流なのですが、その味付けは州によって、家によって違います。これは、チャイについても同じです。ちなみにインドのチャイは、紅茶に砂糖とミルクがたっぷり入っているアレです。
・政府と貧困と
発展途上国は往々にして、その政府がうまく機能していないという通例的な意見が多くあります。政府内の要職に就いている人々にとって都合のよい政治が行われ、そして彼らだけ、もしくは、彼らにとりいっている企業(癒着ですね)が甘い汁を吸っているというものです。
これを政府の腐敗、collaption
といいます。
国民から選ばれた代表者たちが(そうでない場合もよくありますが)、国民に対して政治をせずに、自分たちに都合のよいように国を動かしているということがよくあるようです。
そしてその陰で、経済的に貧しい生活を強いられている人たちがごまんといます。
また、「政府の機能」という点で「警察機能」について少し触れてみましょう。発展途上国では「治安」の問題がありますね。ここと関係しています。
旅行雑誌やインターネットの情報交換サイトでよく目にするように、
「警察からわいろを要求された」とか「警察に訳もわからず連れて行かれた」
とかありますね。これです。
例えばインドの警察の賄賂についていうと、インドでは「警察」への給料がとても低いらしく、彼らの生活の糧を得るために、賄賂を要求してくるのだとか。
でも、これは正当な理由にはなりません。
政府の腐敗→警察機構の堕落→賄賂 という流れが理解できると思います。
さて、ブログの中にも今まで書きましたが、「貧困」という言葉、私は自分の見解からすると、
「世間一般にいう貧困」=「経済的に貧しい」
ということであって、
「貧困」=「精神的に貧しい」
ということではないと思います。
その理由は、これまでのブログを読んでいただけたらわかると思います。
この「貧困」ですが、人がなぜ貧困状態に陥るのか、色々な友人たちにも訪ねてみました。貧困は……
○人々の知識のなさからくる。それは、十分に教育を受けられていないから。もしくは、自分の気持ちの堕落の為か、はたまた別の理由からか、働く意識が低い、働きたくないという気持ちがあり、でも、お金はほしいという堕落した考え方になる。
⇒ 結局彼らは生きて行く糧がない→結果的にストリートで生きるか、物乞いをすることになる。
このような視点で見れば、教育が人々の生活に大きく関係していることが分かるし、大変重要な要素であると思われます。
しかし、世の中には様々な理由でその教育が受けられない、受けられなかった人が数多くいるということを忘れてはいけません。
・番外編
津波の被害のその後はどうだという質問をたくさん受けました。しかし、私は、4月に日本を出てから帰っていないので、どうなっているかよくわからない、と答えました。
海外の人たちにとって、やはり日本はしっかりした国。ここが津波、地震の被害を受けたということが大きなショックだっただろうし、その後の復興の状況を知りたいのでしょうね。