介護職する理学療法士
和穂(かずほ)です
今日は闇。
根に持ってるってやつです。
もう30年も前のこと
集団で嫌がらせを受けた。
その始まりの瞬間を、
今も鮮明に覚えている。
その朝まで普通だった同級生たちは
部活に移動する渡り廊下で
一斉に私を見た時にはもう
別人の顔になっていた。
始まったんだ
そう感じた。
その年頃ゆえの、
"持ち回り"のような
理由なき嫌がらせを受ける当番、
それが私に回ってきたと考えた。
何ヶ月も続いたそれを、
ただ黙ってやり過ごした。
いつか終わるその日まで
それまでも、
嫌がらせを受ける"当番"を
引き受け、終わらせてきた子を
何人も見た。
終わる時もまた、
向こうの気まぐれで終わるのも知っていた。
嵐が通り過ぎるまで
黙って毎日通った。
決めていたことは2つ。
アイツらの前で泣いてやらない
学校を休まない
この2つが、
終わりが見えない地獄の毎日を
やり返すなんて発想もなかった
受け身しか知らなかった私の
プライドを守りながら
生き延びる支えだった。
今になってあふれ出た闇は、
その時にごまかして蓋をした
あんなやつら大嫌いだ
だった。
長くなるんで次回へ。