2023.9.11（月）vol.400
先日、意を決しての近況報告↓
〜「自分らしい」が最強で最高〜
ファシリテーターの
“This is ME” 太田千郷です。
知らせるか、知らせないか。
今、自分がガンであることを
公開するかしないか。
「心配かけるのが嫌だから
良くなるまで誰にも言わなかった」
「すぐに公開した」
どんな治療法を選ぶかと同じように
ガンサバイバーの方々の意見は
ここでも様々です。
その人の置かれた環境や
抱えている事情、人間関係は
それぞれで、
その捉え方は人の数だけ。
私の場合は、
仕事や受けていたお役割の都合上
限られた範囲には伝えなければ
ならない事情がありました。
ただ、その時点では
それ以上のところには
極力詳細は知らせないように
お願いして。
自分自身がまだ
状況を受け入れられていないし、
伝えた先から返ってくる反応で
自分がダメージを
受けるんじゃないか
という不安がとても大きかった。
不安はさらなる不安を呼ぶ。
元気なときなら
気にも止めないようなことが
いちいち悪い方に気になる。
嘘か本当かもわからない
真意も背景もわからない
「○○さんがこんなことを言ってたよ」
なんて話が突き刺さる。
「周りの人に心配かけたくない」
なんて余裕はなかったな。
正直、今だってまだ怖い。
会って伝える
私の場合、
病院で示された治療法は
抗がん剤一択。
副作用の程度が
わからないし、
頭髪がなくなる前に、と
会える範囲の人たち数名に
時間を取ってもらいました。
何も知らせずにある日突然
私がいなくなったら
怒るし悲しむであろう
昔からの友だち。
ずっとお礼を伝えたいなと
思いながら長く会えていなかった
かつての上司。
昔話や近況報告、
他愛もない話をしているうちに
このままもう
会えなくなるのはイヤだな
そんな気持ちが湧いてきて
会いたい人たちの顔が
たくさん浮かんできました。
抗がん剤の副作用は
思いの外軽かったので
その後も比較的通常運転。
研修会場やオンライン、
野球観戦などご一緒して
「えっ、じゃああのときは・・・」
と思われた方もいるでしょう。
病気のことは
その場とタイミングによって
話していることもいないことも。
でも、病気がわかって以降は
会いたい人、行きたいところ、
気が乗るものを最優先で選んでいる。
だから、この間会った人は
みんな私に生きる力を
与えてくれていたのです。
今、どうなの？
こんな風に周りの人たちに
勇気づけられての今。
やっと次のステップに
進めそう。
抗がん剤は4回投与。
血液検査の結果が良好だったので
PET-CTを撮ることに。
これはあくまで画像上のことだからね。
これで治ったわけじゃないからね。
と先生から散々釘を刺された上でですが・・・
2023年5月（治療前） 2023年9月（治療中）
画像上の真っ黒な塊や点がガンの集積。
画像は反対側になるから
右側の大きな塊が原発の左乳房。
そこから左右のリンパ節など
大小に散らばり腰椎にも散っていたのが
見えない。
誤解しないでね。
細胞レベルのガンが
なくなってるわけじゃないから。
・・・と言われても
誤解しちゃうくらいの
before、afterですよね。。。
抗がん剤をはじめるときは
「一緒に頑張りましょう」としか
言ってもらえなかったのが、
ここに来てやっと
次のことを
話していただけるようになりました。
次回治療から
抗がん剤が３種類→2種類になり
ホルモン治療を加えるとのこと。
まだ予断は許さないけれど
良い状態に向かっていることが
見えることで
お知らせしようと
心を決められた次第。
なんだかんだ主治医の先生は
めっちゃ笑顔だったし
結果コメントの「消失」という
文字を見たときにまた
会いたい人たちの顔が浮かんで来ました。
週イチの楽しみは“VIVANT”
昨夜は夜7時のSPからずっと観てました。
週に一度「これだけは観よう！」も生きるチカラ💪
plus TVerで記事を書いているのは
かつて一緒に働いた仲間。
夢かなえてるなぁ。
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