先日、所属しているチームでPositional Trainingということで、各ポジションに分かれて行う練習がありました。そのポジション毎にコーチがついてスキル、テクニックの練習が基本でした。そのコーチというのがSuper Rugbyの現役選手、または元SR選手、そしてITM Cup週代表選手やそこに関わっているコーチの方々、という感じでトップレベルの人たちでした。つまりそんな方々によるワークショップでした。

 

僕はスクラムハーフなので9番のグループの中で練習しました。

 

まず少し話をしようということで、スクラムハーフ、NZではハーフバックと言いますが、9番をするにあたって、9番が意識するべきこと、仕事はなんだと思う?と聞かれました。

僕が思うに、ほぼすべてのプレーの起点となるのがハーフからのパスだと思うので、ゲームの流れ、状況を読み、試合を滞りなく進めることだと思います。

他の子もそのことに、そうだね、と言ってくれて、

コーチが要約してくれて、Distributionという単語を出してくれました。

つまり、供給であったり、流通。

それに加えて、当たり前だけど、Accuracy。つまり正確性。

パスが試合中に10個あったら10個、20個あったら20個すべて正確に受け取る人の欲するところになげれるように、と。

 

そして初めの練習は膝を付けてのパス。ハーフの基本姿勢となる低い姿勢からのパスの練習ですね。

手をしっかりボールの下までくぐらせて持つことを言われました。

そして、股下からボールをくぐらせてのパス。Twitterで紹介させてもらった、HIghalandersのAaron Smithがしていた練習です。こちらも同様にしっかりと持つ位置を意識するように言われました。

 

次に行ったのが、ボールを引っ張り出すようにして後ろに下がってからのパス。2歩ほど下がってのパスです。

試合中すべてのボールがクリーンに出された状態で、更にその位置から投げられるとは限りません。そのための練習ですね。しかしこの状態になるとボールが思った位置で握れなかったり、ボールが体から離れやすいので、ここで意識するのがShoulder Transfer。つまり肩の移動。なので、投げる際に肩を投げる方向に押し出し、更に自分の体重を乗せるイメージ。そうすると、もちろん体から離れにくくなるのもあるんですが、ボールにより力が加わり距離、スピードが出ます。

 

これが9番だけでの練習です。

このあと、スタンドオフ、NZではファーストファイブといいますが、10番に混ざっての練習を行いました。

こちらは次の機会に書かせていただきます。

 

 

前半の9番だけでの練習で言われた、Distribution、Accuracy、Shoulder Transfer、に加えずっと言っていたのは、頭を下げること。そして、投げたあとの腕が目標に向かって伸びていること。もちろんパスの基本なんですけど、基本を怠ると痛い目みるぞってことらしいです。

 

 

もうひとつこの記事は続きます。

 

それではこのへんで、

 

 

 

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