3月13日退院が決まりました【看取りまで④】

 

13日、9時半ごろ点滴を外しました。

バルーンはすでに外してありました。

病院で食事はほとんどとっておらず、

薬も誤嚥の可能性があるので3日間ぐらい

飲んでいないとのこと。

10時に施設の方が迎えに来てくれて母は車に乗り、

私たちも施設に向かいました。

 

母は自分の部屋へ行き

ベッドに横になりました。

病院は器械の音や人の出入りがありますが

施設の部屋は静かで落ち着きます。

安心できる場所に帰ってきた、という感じです。

その日の午後、先生との看取りの同意書の確認は

兄が対応してくれることになりました。

 

翌日の14日19時少し前、

仕事中に施設から電話があり

「発熱し、サチュレーションが下がっている」との連絡でした。

「来られるのが夜中になっても大丈夫なように夜勤のスタッフに伝えておきます」と言っていただきました。

 

私は21時頃、兄たちは22時頃到着しました。

 

苦しそうです・・。

ハァハァと口は開きっぱなし。

乾いて辛そうです。

痣で赤黒くなった痛々しい細い腕を上にあげ動かしています。

苦しいからなのか、

何かをつかもうとしているのか、

誰かが迎えに来ているのか・・

分かりません。

 

その日はずっとそのような状態でした。

私たちは部屋で見守っていました。

 

朝になり、熱が下がりサチュレーションもあがってきました。

長丁場になった場合、私たちも辛くなるので

一度帰ろうということになり私が先に帰りました。

シャワーをあびて着替え、お昼ご飯を食べて

14時頃戻り交代しました。