引き続き入院となりました。【看取りまで②】

 

二日後、面会に行きました。

前回の入院とは違って

点滴とバルーンカテーテルをしていました。

排尿が難しくなったのでしょうか。

むくみのせいでしょうか。

 

そのためか

口は開いててカラカラ。

肌もカサカサになってきています。

 

口が乾いてカラカラなので看護師さんに

「何か私がしてもいいことありますか?」と尋ねると

「先にスポンジが付いている口腔ケアがあるので

それを水で少し湿らせてお口の中を拭いてあげるといいですよ。」と教えてくれました。

誤嚥することもなく、少しの水分を飲んでいるようでした。

 

だんだん、目を開けなくなりました。

呼吸もハァハァしていて苦しそうで顔をしかめています。

あきらかに弱っているのがわかります。

 

これは・・・

決断をしなければいけない時だと感じました。

 

ソーシャルワーカーさんともお話をしました。

三つの選択肢

●このまま病院で点滴治療

●医療ができる老健

●施設に帰る

 

私は施設に帰してあげたいと思っていましたので

その足で施設に寄って相談することにしました。

「看取り」について。

なかなか言い出すことができなかった言葉ですが

そんな時期に来てしまったのですね。

 

施設で「看取り」は可能です、と。

そのための取り決めもいろいろありますが

その方向で退院を目指しましょう、ということになりました。

 

入院から1週間ほど経った時

主治医からのお話がありました。

すべての機能が低下しているので

このまま治療しても良くなることはないでしょう、とのこと。

 

私たちから

「施設での看取りを希望します」と伝え

受け入れの段取りができたら退院することに決まりました。