急性心不全について | 男42歳厄年、僧帽弁閉鎖不全症の記録

男42歳厄年、僧帽弁閉鎖不全症の記録

男42歳(満41歳)の厄年終盤に突如発症した僧帽弁閉鎖不全症(弁膜症)の記録。
人生初の入院で、先生から言われた言葉は「ざっくり言うと急性心不全」
肺には水が溜まっていて、ICUへの緊急入院、そして手術となりました。

先日、大杉漣さんが亡くなり、「急性心不全」という名前がよく取り上げられています。

また、左とん平さんも心不全で療養していましたね。

 

写真素材:photoAC

 

ただ、「急性心不全」と言っても、心臓がの状況を表しているものであり、実際の病名ではないです。何かの病気が原因で、「心不全」の状になるわけです。

 

心不全の定義について調べてみると、

 

心不全とは、心臓が悪いために、息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、生命を縮める病気です。

出典:日本循環器学会

 

そして、心不全が急に起こるのが急性心不全。

 

急性心不全とは、「心臓に器質的および/あるいは機能的異常が生じて急速に心ポンプ機能の代償機転が破綻し、心室拡張末期圧の上昇や主要臓器への灌流不全を来たし、それに基づく症状や徴候が急性に出現、あるいは悪化した病態」をいう

出典:日本循環器学会急性心不全治療ガイドライン


心臓が止まるのは「結果」であって、「原因」ではありません。

 

 


 

 

ニュースでは、心筋梗塞などの虚血性心疾患が取り上げられています。
しかし、心不全の原因になる病気は、他にもいろいろあるわけで、発表がない限り詳細は分かりませんね。


最近、テレビやラジオでCMが流れている「弁膜症」も心不全の原因になります。

 

 

弁膜症は、自覚症状が無い、もしくは軽い場合でも、心臓が無理しています。
長年放置して、気づいた頃には心臓が弱っていて、元に戻らない場合もあるそうですよ。
悪化する前に検診を。。。。。

 

 


 

 

自分が昨年12月に入院したのも、弁膜症の一種、「僧帽弁閉鎖不全症」でした。
弁を支える腱索が切れて僧帽弁が逆流し、その影響で肺に水がたまり呼吸困難の重症になりました。

 

救急で運ばれた病院で先生に言われた言葉は

「ざっくり言えば、急性心不全です。」

でした。

 

日本循環器学会急性心不全治療ガイドラインによる急性心不全の病態分類によれば、

急性心原性肺水腫:呼吸困難や起座呼吸を認め、水泡音を聴取する。胸部X線で肺水腫像を認め、治療
前の酸素飽和度は90%未満であることが多い。

 

の状態にあたります。

 

まあ、急な息切れと、横になると苦しくて我慢できない(起座呼吸)状態で、まさか心臓とは思いませんでしたがね。

 

 

 

 

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