佐渡の暮らし 俺の備忘録 世界資源バランス | 佐渡の食と佐渡の食文化

佐渡の食と佐渡の食文化

生まれ育った佐渡の郷土の食や素材や料理法など綴っています。昭和の頃食べた伝統的な料理や素材にまつわる家族や村の話など交えて記憶に残る景色を綴っております。
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大きな歴史的な転換期になった。

 

経済大国に成長してしまった国

その拡大をさせじと戦略を

張り巡らす世界一の大国。

 

世界のバランスというのは

昔は簡単に判別できたが

諸問題が絡み合い

複雑化してきている。

 

昭和の佐渡島では

お賽銭箱に米が小銭に交じって入っていた。

慶弔時には

布でつくった巾着袋に

お米が入って

お金の袋の脇に積まれていた。

たぶんお米がお金の

代用だった時代があった

今では信じられないが

そんな時代があった

お米や豆などの食料が

閉鎖的ではあるが

貨幣価値を持っていた。

 

小さな島のムラから視点を転ずる。

 

軍事力を伴う武力により

東西のバランスが保たれた時代。

 

経済力や工業的近代力の速度により

南北のバランスが保たれた時代。

 

工業化にともない

資源のバランスにより

平和が保たれた時代。

 

資源はエネルギー資源と

食料資源に分かれ

エネルギー資源圏が東西

食料資源圏が南北になり

バランスが崩れ始めた。

 

日本はアメリカの傘下として

エネルギー資源圏になり

低資源国のために

その資源を購入するために

工業的近代力を高め

戦後の高度経済成長を果たした。

世界のエネルギー資源と食料資源の

価値のバランスが崩壊し始めた。

 

食料でさえも大半は

エネルギーに依存する技術に

変わってしまった。

 

土の栄養と太陽のエネルギーで

カタチをつくる植物は

生態学では生産者という。

 

それを食べて育つ牛等

第一次消費者という。

 

生産者や第一次消費者まで

石油でつくった技術で育つ時代になって

世界のバランスと

地球環境は危機的になってしまった。

 

これから世界はどの方向に進むのか

予断を許さない時代になってしまった。