昔返り | 佐渡の食と佐渡の食文化

佐渡の食と佐渡の食文化

生まれ育った佐渡の郷土の食や素材や料理法など綴っています。昭和の頃食べた伝統的な料理や素材にまつわる家族や村の話など交えて記憶に残る景色を綴っております。
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冬になって

いままでベランダにいた

やつらが部屋を占領し

ジャングルのようになっている。

 

シェフレラトライアンギュラス

ポリシャス

クルシア・ロゼア

ミルクブッシュ

黒法師

ドラセナ・コンシンナ・トリカラー

フィロデンドロン・セローム

クッカバラ・オージー

クロトン・エクセレント

フィカス・テネケ

 

もうぱっと名前も出てこない。

 

改良品種もあり

斑入りといわれる葉っぱが

グラデーションできれいなのも

次々と市場には出る。

 

植物もさるもので

ほってあると先祖種の

葉を出すものがある

そのままにしておくと

全部の葉っぱが先祖に戻る

これを先祖返りという

せっかく斑入りを買ったのに

ということにならないように

そんな葉っぱとるしかない。

 

はてさて最近歳のせいで

味に関して昔返りに

なって来ている。

 

何やら味の好みが変わった

よく女性は妊娠出産を経て

味の好みが変わると言う

話は聞いたことがあるが

男はどうしても

家の味

ふるさとの味

そして母の味が

歳と共に無性に食べたくなる。

 

時より少しだけ小金を手にした

会社経営者様から

お袋の味のお店を出したい

などうれしいお話を頂きます。

 

必ず私はいいます

お止めなさい

飲食業はそんなに

甘いことではないですよと

せっかくのお母様の思い出が

木っ端みじんになるよ。

 

佐渡島で昔食べた料理を

最近特に食べたくなった。

 

気が遠くなるような甘い羊羹。

噛んでも切れない

岩海苔で巻いた太巻き寿司。

緑色に白い色の卵白が渦巻く

寒天ゼリー。

フライパンで焼いた

砂糖と醤油がからんだ

魚肉ソーセージ。

甘じょっぱい卵焼き。

ゲンタロジー(アマドコロ)の

クルミ味噌和え。

生みそを醤油で煮詰めて

身欠きにしんを加えた

ニシン味噌。

魚の山椒漬け。

イカの山椒漬け。

味噌漬けの数々。

イソナと豆腐の味噌汁。

イゴ練と白ネギ。

 

書きだしたらきりがない。

 

でもなんといっても

ササゲ豆の入った

母の赤飯かなー。