小2の壁 | 元杉長水産 自称・看板娘のブログ

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2019年10月に廃業した杉長水産の勝手に広報です。
現在は自分の話や、静岡県沼津市の話を中心に更新しています。

小2の上の子の個人面談がありました。

 

先月の授業参観の時に、落ち着きがなく

浮ついている感じが気になっていました。

そこをバッチリ指摘され、

その他もかなり厳しいお話をいただきました。

 

すっかり落ち込んで帰宅‥。

 

ピアノレッスンの時は「褒めて伸ばす」が

モットーの私ですが、

ガンガン問い詰めてしまいました。

子どもは所有物でも分身でもありませんし、

彼女に何かを期待していたわけではなかったのですが、

あまりの酷い有様に、自分もきつかったのです。

 

何か言われたらふてくされて反発する、

という性格だから

うまく誘導してやる気を出してやらないと。

というのは頭の片隅にありましたが、

そこを配慮してやる余裕もありませんでした。

 

案の定‥。

「じゃあ、勉強出来るけど話聞いてない子と、

話聞いてるけど勉強出来ない子だったらどっちがいいの?」

という西○屋さながらの安い売り言葉に

「話聞ける子、っていうのは

人の言うことを受け入れる器があるから

今後伸びるけれど、

そうじゃない子は、そこ止まりだね。

あなたどっちって言われたか覚えてるよね。」

と街の金券屋もビックリの

高額買い言葉で返してしまいました。

 

本当は私もいけないのです。

レッスンで遅い日は本人任せで

宿題や支度のチェックが甘い、

と気づいていました。

1年小学生やったとはいえ、まだまだ低学年。

手をかけてやらないといけない

と懇談会でも先生が言っていました。

 

娘の欠点というより、

自分の至らなさに嫌気がさしていたのです。

必要以上に落ち込む、人の悩みも背負込む

という自分の悪い癖が出そうで、グラグラしています。

 

昨夜のことです。

我が家では寝る前に子ども達が選んだ本を

数冊読んであげるのが習慣です。

 

上の子はなんと、昔一番読んだ絵本を選んできました。

何らかの意図があったか無かったかは不明です。

「ぎょうれつのできるパンやさん」という作品です。

すごく久しぶりに開きました。

表紙をめくると、ズタズタに破れたのを

修理した跡があります。

 

「ぐうぐうやまに‥。」

数年ぶりだというのに、

字を読まなくても続きがスラスラ出てきます。

次のページをめくると、噛んで食べてしまった跡。

これを一番読んでいた頃は、

学校や先生や勉強や友だち関係

という悩みなんてなかった。

でも、これが成長というものなんだ。

 

悩みは進化していくけれど、パンやさんの本を

「読んで」と持ってくる彼女の核は変わらない。

何だか目の前のことでキリキリしている自分が

馬鹿馬鹿しくなってしまいました。

 

怒られながら漢字の宿題をやり、

怒られながら明日使うものを準備し、

水泳の授業があり、友達とも遊んだ彼女は

「ぎょうれつのできるパンやさん」を

最後まで聞かずに寝てしまいました。

 

今日はあまり怒らずに彼女と接したいな、と思います。

寝顔を見て「ごめんね」と言わずに寝たいと思います。