今日はマヤ神聖暦で『サル 1』(サル周期)
このピンクが好き
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今日はリライト記事をお休みして大切なことを書きます。
マヤ神聖暦では、一人が持つナワールはひとつ。
ふたつのナワールが「表と裏」になることはありません。
例えば、『シカ』(キエッヒ:キチェー語)が私のナワールですが
「『シカ』が‟私の表”で、『祖先』が‟私の裏”になる」といったことは、マヤの伝統にはありません。
実はこれ
私自身も以前疑問に思い、お世話になっている教授に直接質問させていただいたことがあります。
その際の教授のご回答は
「一人が持つナワールはひとつであり、その他のナワールの‟要素”を持つことは無い」
でした。
(同時に、「10違いのペアはあるが、13違いのペアはマヤの伝統には存在しない」とのご回答もありました)
先にちょっと書いたように
「私は『シカ』だけど、‟裏”に〇〇のナワールの要素を持つ」とか
「私の‟裏”には〇〇があるので、その影響もある」といったことは
マヤの伝統として聞いたことがないそうです。
マヤの伝統では
「一つのナワール」の中に、ポジティブなスピリットとネガティブなスピリットがあり
それが「マヤの二元論」に繋がるのです。
つまり
ふたつのナワールが組み合わさって「表と裏」になるのではなく
ひとつのナワールの中に「ポジティブ(表)とネガティブ(裏)」があるというわけですね。
これは、人が持つ場合に限ることではなく
ナワールそのものに別のナワールの要素はない ということです。
(『〇〇』の‟裏”に『△△』のナワールの要素がある といったことはありません)
そして、その「ひとつのナワール」の中にあるポジティブなスピリットとネガティブなスピリットの「調和」を目指すことこそ
マヤの思想の根幹に繋がるんですよ。
これ、とっても大事なことなんです。
Nさま、ご質問ありがとうございました