歌を歌うリワトリ
途方もない目標だったが日々の地道な訓練で実現させたイチロー
後は人間に気づいてもらい、殺されないよう祈るだけ
ここで運命を変える最終準備になる
いくら歌を歌うことの出来るニワトリに人間が気づいても、それなりに印象付けるインパクトがないといまいち成功するとは思えない
演出とタイミングが大事になってくる
雨の日に歌を歌ってもよく聞こえやしないし、他のニワトリが鳴いているときに歌っても当然だが気づいてすらもらえないだろう
そうなると、良い時間帯は雨の降っていない夜、他のニワトリが寝静まった静かな深夜がいいだろう
それから出来るだけ特別な日がいい
飼育員の誰かが結婚した日、子供が生まれた日、人間達の期限がいい日だ
子供が生まれたその日に歌うニワトリをみたら殺す気になんてなれないだろう
最後に人間の立場になってよく考えないといけない
深夜に人間が起きてきて自分の存在に気づいてくれたとしても、きっと朝の早い飼育員は寝ぼけていることだろう
それによほど感動させない限り、一羽のニワトリを夜中に独断で助けてあげたいなんてめんどくさいことは思わない
情のある飼育員が係の日を選ぶことだ
静かな夜
特別な日
情のある係員の日
全てを無駄にしないためにも最高のタイミングが来るまで慎重に待った方が良い
