私の家はファンガレイ(オークランドから車で2時間ほど北)の住宅街にあり、南側に街灯りがあり、いつも極軸合わせに苦労しています。目標となるはちぶんぎ座の台形が暗く、街の灯りに負けているからです。そこで目の代わりに天体用のCMOSカメラで位置決めしようと思い立ち、フィルム時代の標準レンズとCMOSカメラを組み合わせて極軸合わせ用のカメラを作りました。

赤いのが天体用CMOSカメラ、その先についているのがフィルム時代の標準レンズ。赤道儀の極軸望遠鏡の向きとCMOSカメラの向きが一致すれば、CMOSカメラの向きを天の南極に向ければ赤道儀の極軸合わせもできるとの考えです。

極軸望遠鏡をのぞいたところです。左上の丸いマークにはちぶんぎ座の台形の星を合わせれば極軸調整ができます。

CMOSカメラの画像はパソコンで調整でき、暗い星でも判別でき、星図の天の南極の星の並びから、赤道儀の赤緯を調整してCMOSカメラの位置を調整します。これで赤道儀の極軸合わせができるはず。

はちぶんぎ座の台形と極軸望遠鏡の目印の星を線でつなぎました。緯度の線の間隔は5度。星図はステラリウムから拝借しました。

晴れた夜に試そうと思います。