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キリギリスのつぶやき

キリギリス体質な社内通訳者の悪戦苦闘な日々のつぶやき・・・  
   

胸肉辺りの勘違いローグ細胞大暴れ事件に関連しまして、2週に分けてクリニックに通い、最終的に胸肉付近にも、血液にも、リンパにも、肝臓にも転移その他の心配は今んところなしってお墨付きが出たキリギリスです。2年3ヶ月検診クリア〜〜♪

 

 

いや〜〜〜、大丈夫だとは思ってたけどさー。まぁ正式に先生に宣言されると、何となくホッとするもんだね。

 

 

 

 

 

 

ところで。

 

こないだの深海ダイバーなみにふか〜く反省していた回で、キリギリスがシチズンの腕時計を衝動的に買っちゃったぜって話しをしていたのを思い出してください。

 

 

 

 

その時にも書いたのですが〜。何を隠そうキリギリスはCitizenっていう時計会社さんのファンであります。Citizenのお仕事の時にご一緒させていただいた社員の方々の態度、会社の創業理念や全社の雰囲気、モノづくりをする企業としての職人気質な心意気などに接して、すっかりファンになってしまったわけです。

 

 

 

通訳という職業は外部から入って、中の人々のコトバを訳す仕事です。2つの言語の間に立って、いわばフィルターのような役割をします。お互いに違う言語をしゃべるもの同士が、なるべくスムーズに理解しあえるように、フィルターはがんばって余計なモノは削ぎ落とし、なるべくスムーズにキレイな形で言いたいことが伝わるように、言われたことを理解して・整理して・翻訳して・説明していきます。それぞれの側が伝えたいことの全部が、なるべく漏れることなく伝わるように努力します。

 

 

でもさー。フィルターにはフィルターの苦労があるんですわ〜、これが。

 

 

 

例えば。2つの言語間でお互いに対してリスペイクトがない場合など、フィルターには悪意がたくさん詰まってしまいます。言葉の端々に滲みでる、いや〜な感じのニュアンスとかね。そういうのはフィルターが吸収してますから。

 

 

だいたいさぁ。

通訳がフィルター役をしてくれていると理解した上で、暴言を吐いたり、シニカルな物言いをして悦に入るようなヤカラさえ珍しくはありませんからね。通訳を交えないで、同じ言語同士でしゃべっている時に、面と向かって相手にそんな暴言吐けるのか!!!わりゃ〜〜!!ってヤツも多い。(←実際にはそんな度胸はないくせに)

 

 

言語の違いはさておき、人の話をきちんと聞けない人が混じっていたりすると、またまたフィルターは過重労働になってしまいます。

 

 

それでも粛々と言葉を透過させて伝え続けるのがお役目ですから、頑張るわけですが、やはり余計なモノがたくさん詰まってきて、フィルターにはなかなかストレスが溜まるわけです。

 

 

でも、たまにね。訳している話に感銘を受けたり、語られる言葉に膝を打つほど納得させられてワクワクするようなこともある。

 

 

通訳しながら心が打たれてジーンとくる場面だってあります。

 

 

通訳各自でこれには個人差があって、さまざまな考え方があります。とにかく言語の字面だけを機械的に翻訳することに徹して、感情を一切挟まないのが正解・・・というは通訳の流派もありますし、言語を伝えるのに感情を排除することは本末転倒という派もあります。

 

 

 

わたしの場合は・・・。もともとのキリギリスのキャラがねぇ、だいたいがして感激屋なんですよねぇ。すぐグッとくる。感動しぃなんだよね。

 

 

 

 

 

だから、災害被害にあった方の体験談を通訳した時などは、目に涙がウルウルっと溜まって来て、声が震えるのを抑えられませんでした。長年日本にいた人物のお別れのスピーチを訳していたら、そのままつられて涙してしまったこともありました。

 

 

 

それが通訳の仕事として良いとか悪いとか、状況にもよるでしょうし、聴き手の趣味にもよるのかなぁ。ま、臨場感は出るんじゃないかな、とは思います(笑)

 

 

 

英語側に多い事例で、エキサイトしたり怒ったりして、放送禁止用語のFの付く卑語やらSの付く卑語やらを多様してくる人物も意外と多いんですよねー。

 

 

キリギリスの場合、英語の卑語は日本語に同等の言葉がないですし、だいたいその英語の話者の語気とか声の抑揚とか表情で雰囲気は充分に伝わると思っています。”怒り”に駆られた言葉になっている場合には、極力感情は抑えめに、卑語意外で訳せる言葉の部分のみ、淡々と訳すようにしています。

 

 

失礼なことを失礼に訳しても、ひとつも良いことはない気がするし。もちろん、伝えるべきことは伝えますけどね。そのあたりのさじ加減は、英語側と日本語側のどちらに雇われているのかによっても対応は変わります。

 

 

 

 

ま、さておき。

 

 

 

 

Citizenに対しては、中の方々の考え方やモノづくりの姿勢に触れることによって、そのブランドのファンになってしまったわけですが、反対のことももちろん起こり得ます。

 

 

 

この間、仲良しのスーパー通訳者NNちゃんと日曜ディナーしていたら、前々から大好きだったあるハイファッションのブランドにたまたま仕事で何度か入ってみたら、内部の人たちの態度がイケ好かなくて、長年ずーーーっとそこの製品を愛用していてファンだったのに、すっかり嫌いになっちゃった・・・・ってやんでぃえ、こんちくしょー!(←?)って話しをしていました。

 

 

 

残念ですよねぇ。そういうの。

 

 

自分たちの言葉を訳させる(代弁してもらう)ために雇っている通訳者に、そんな気持ちを味わわせるブランドなんて、いくらブランド名が知れ渡っている世界的な高級ブランドでも、なんだか幻滅です。

 

 

 

 

もちろん通訳者には保守義務もありますからね。その会議で何が話し合われたとか、どんな議論で誰が何を言ったとか、まぁ最悪内部のバカの態度が悪かったってことだって、ブランド名と共に情報が漏れることはありません。

 

 

 

 

でもさー。通訳に行ってみたら、もうファンで居たくなくなった!!パンチ!パンチ!パンチ!・・・・って言わしめるブランドってね。客商売やってる立場として、どうなのよ?!

 

 

 

 

 

 

だってさー。ハイブランドなんて、イメージ商売でしょ。ねぇ。

 

 

内情はどうでも、売っているモノのイメージやデザインさえ良ければイイっていう時代は遠く過ぎ去っているのに。特に日本では。

 

 

 

高額なブランド品がバブル期のようにバンバン売れる時代でもないし、老舗メゾン系のブランドモノなんてものは、ミレニアル世代以降にとっては、世界的に言っても時代遅れの代表みたいなことになっているのにねぇ。

 

 

 

 

そんな逆風の中なのに、ハイブランドで働いている内部の人が、自分とブランドの高級感とを混同したようになって、外部から来ている人間や外注先に対して高飛車な態度を取るなんてことがあると、本当に幻滅してしまいます。

 

 

 

 

 

特に日本ではね。どんなに高価なモノや優れたモノを提供していたって、謙虚さってものを尊ぶ文化があるわけですから。

 

 

 

 

外注している通訳者に礼儀を欠く態度をとるような人物を雇っている時点でアウトよ、もう。もうそこに本来の”高級さ”やハイブランドとしての誇りは感じられないと思うのですがね。

 

 

 

 

 

どうなんでしょうか?

 

 

 

 

だいたいハイブランドのお店に行ってね、なんだか接客が悪かったりすると、ガッカリしてしまうというのと根幹は同じ議論なんですけど。でも、内部で会議を通訳する役割を担っている通訳者という職業の私たちは、裏の裏の普段見えない部分も見てしまいますから。だからこそ、ハイブランドのようにイメージとデザインで成り立っているような企業なら、ぜひ通訳を惚れ直させるような社員を揃えるとかー、内部の社員教育を徹底して欲しいものです。

 

 

 

 

そうはならないところが、まぁ、世の常ってもんだけど。汗

自分の価値と自分が属している組織の価値を混同するバカは、世の中に意外と多いんだよね。

えらい人についている秘書が偉そうにする、とかー、高級なブランドで働いている人が高飛車になる・・・とか。

 

 

 

そして自戒も込めて思うわけです。

 

 

どんなに良いモノを作っている企業でも、中にいる人間の態度ひとつでイメージを大きく失墜させてしまうこともあるし、社員の語る言葉の一つ一つで、ファンを増やすことだってできる。

 

 

全人口総SNS時代に突入している今。企業やブランドのイメージ戦略って、本当に全社をあげて取り組むべきことだと思います。でも、そこがなかなか徹底されていないものなんですけどねー。

 

 

 

 

 

 

 

なぁーーーんちゃって。なんか説教臭かったー?

 

 

 

 

 

そういえば。最近はまっているモノを説教の口直しに。

 

 

 

↓ウォーキングデッドの原作漫画!!!(を読みながら、同時に動画を観る技)

 

 

 

↓アメリカンコミックって、みんななんだかペラっと薄い本ですよね。

↑一話づつこういうペラっとした製本になってて、ダイムストア(日本で言う近所の駄菓子屋みたいなやつ)とか、スーパーの入り口とかにあるぐるぐる回るスタンドに乗せて売ってるイメージ。

 

 

 

 

日本の漫画とサイズ感が違う。製本の質も段違い。

 

 

 

 

でも、今回のコレはその薄いバージョンを何冊も統合した超豪華製本バージョンらしいです。

↑なんか、辞書並の厚さ・・・

 

 

 

 

会社にいるアメリカ人のクリエイティブディレクターって役割の人がTWDのファンで、私がThe Walking Dead好きだと知ったら、さっそく貸してくれました。ま、頼んでないけどー。

 

 

 

 

まぁ、借りたから読んでますけどね。

 

 

 

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アメコミのセリフ文字って・・・

 

 

 

 

↓なんでこんな手書き風で、細かい文字なの?!

 

 

 

読みづらいんだYO!!!←YOYOYO! check it out!!目がしばしばラッパー)

 

 

 

 

 

↓で、絵もグロい・・・

↑まぁ、もともとゾンビ漫画だからー。グロいのはデフォルトなんだけどー。

 

 

 

わたしってば、キャンディキャンディとか、SWANとかー。エースをねらえ!とかぁ、ベルサイユのばらとかぁ。そういう漫画で育った世代よ?!リボンハイヒール

 

 

 

 

 

 

↓こういうの!!!!

 

 

 

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ウォーキングデッド。ドラマは好きだけどね。漫画はグロいわぁ。

そんでさぁ。リーディンググラス無しでは読めないわぁ。

 

 

 

 

リーディンググラス=老眼鏡

 

 

 

 

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ほっといてくれ!!!

 

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本日は、ちょっとした通訳あるあるネタでお送りしました。それにしてもさー。リーディンググラスね。老眼鏡って言うよりなんだか本質がフワっとしてイイ言葉ってありますよねー。うんうん。それにしてもリーディンググラス必要な世代になっても漫画読みふける大人になるって想定してなかったなぁ。子供の頃に好きだったモノが大人になって魅力を失うってことはよくあることだけど、漫画はもはや日本の誇るカルチャーでありコンテンツ産業の雄だもんね。今後とも、恥じることなくマンガの世界に埋没して行こうと思います!!!アメコミじゃなくてね。マンガね。そんなこんなで、この辺のボタンをクリックすると、キリギリスが喜ぶ仕組みになっております。よろしくおねがいしま〜す

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