何だかグルグルと悩んでいたら夜なかなか寝られなくなってさぁ。アメブロを色々読んでいて、結局朝まで何だかほとんど寝なかったキリギリスです。
だからと言って仕事休みじゃないしね。
バカなの？！・・・・と昨日の晩の自分を海よりも深く反省・・・・もとい、後悔している。
どうしてそんな流れになったのかと言いますと。
昨日の晩はたまたま巡り合ってしまった乳がんの方のブログをほぼ５年くらい分遡って読んでしまったから。とりあえず、読み始めたら目が離せなくなってしまった。で、やめようやめようと思いながら、結局読み続ける・・・という愚行。
目が話せなかった理由は戦慄したから。
以前にも、似たようなことがあった。キリギリスと同じようなケースの乳がん治療を受け、すっかり健康になったと思っていた数年後に再発が見つかり、その後勇敢な闘病を続けられている奥様のことを夫の男性が綴っているブログを読ませて頂いて、非常に戦慄したことがある。
その時も徹夜で全エントリーを読んじゃったわけだが、自分と同じような病状で同じような標準治療を無事すませて元気に過ごされていた方でも、再発するケースもあるのか！ということに驚いたし怖かった。もちろん、人それぞれでいろいろ違うって分かっていても震えるよね。
んで、今回のブログ。
同じく乳がんについて書かれていたし、最初に発見された時には約１センチ程度の乳がんだったという点で、そのサイズ感や緊迫感としてはキリギリスとほぼ同じだった。だからこそ、その後の展開に驚愕。
その方は標準治療を受けない決断をされたらしい。
自分が同じように１センチくらいの浸潤ガンです（後で分かったことだが、コレだといわゆるステージ１ということになるらしい）ってことを病院で言われた時点で、キリギリスが考えたことはただ１つ。
”え、マジっすか。なんでもいいから早くやっつけてください！！”ってことしか考えられなかったなぁ・・・・と思い出すと、無治療を選択するという決断がね、あまりにも自分とは異質だった。そして目が離せなくなってしまった。
無治療だったわけではないですね。すみません。
その方は民間療法でさまざまなものを試し、乳がんと闘っておられた。
でも結局は望んでいたような効果は得られず、最初の診断から約5年後の現在に至って”普通の”病院の乳腺科にかかる運びとなるのですが、その時点ですでにステージ４という診断となり、多臓器に転移しているため手術は不可。抗がん剤治療を行うことを薦められ、この時点でやっとそれを受け入れる決断をされたみたいです。
その病状の変遷の記録があまりに過酷であったこと、その方の決断、一般の病院の塩対応などなど、読めば読むほど戦慄を覚えずにいられませんでした。
比較的早期に発見された乳がんに対してでも、いわゆる標準治療を選ばない方はいらっしゃることは認識していました。でも、その場合も放射線治療などを集中的に行うとか、何かしらのアグレッシブさをもってがん細胞を”攻撃”し”排除”する方向で治療を行うのが基本だと思っていました。
もちろん発見時の進行具合にもよるでしょう。最初にみつかった段階でかなり進行した状態だった場合、緩和ケアだけを選択するとか、標準治療と言われている”攻撃する”タイプの治療を極力避ける方針にするとか、そういう方は多くいらっしゃいます。樹木希林さんのように。残された時間のクオリティを考えるという立場です。
でも１センチでみつかった乳がんというのは、私のケースとほぼ同じ。私の場合には”早期発見できて、マンモスラッキー！！”とか言って速攻で治療に向かった。
まぁ見つかったガンのサイズだけでは何とも言えませんし、同じ乳がんでも千差万別なので一概には言えません。進行の速さや薬物・放射線が効くか効かないもそれぞれのケースで違います。予後だって人それぞれ。
でもでも。１センチの乳がん。切除すれば安心を得られる段階の乳がんなのに、切除術も放射線もがん細胞に対する一切の薬物攻撃も無し。温熱治療・食餌療法などなどの民間医療だけに委ねる。
そして5年にわたり腫瘍がどんどん大きくなり、リンパなどにも肌の上からさわって分かるシコリができはじめ、さらには”花咲き乳がん”というような状態になって、腫瘍が肌の表面を突き破って破裂するまで一般的な西洋医学の治療は拒絶するというのは・・・・想像を絶する闘病記でした。
誤解を恐れずにはっきり言うなら・・・読まなきゃよかった。（←失礼ですみませんが、本音はコレ）
いえ、語弊があるといけないですね。
その方のお立場や考え方を否定するつもりは毛頭ありませんし、そのブログを否定する気持ちも全くありません。治療方針の選択は個人の裁量で決めるべきことです。自分の命に関わる治療の選択という決断は、絶対に自分の納得する形にするべきです。
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でも読まなきゃよかったなぁ。
くだんのブログの方は別サイトまで立ち上げて、乳がんやガン医療の”標準治療”に対する異論を唱えるさまざまなリサーチ結果や代替医療の情報提供もしているのですがね。
読んでも読んでも読んでも。最初の段階で私のケースと割と似ている段階だった乳がんに対し、なぜ標準治療をすることに抵抗する必要があったのか、その根幹のロジックが見えてこなかった。
しかも5年経過した時点で試していた様々な療法が効いてガンが消滅するどころか、明らかに広範囲に転移が進み、痛みのケアさえままならなくなって、最終的には病院の抗がん剤治療を受ける決断をされる経過を見るにつけ、思わずにはいられないのです。
なぜもっと早くその決断ができなかったのか。
ご当人もそう思っているかもしれません。そんなことを推察するのは失礼千万かもしれませんが。でも悔しい気持ちがします。
治療選択のためにリサーチされた結果としてさまざまな「標準治療に反対する説」というのが書かれていたのですが、どれもあまりにも非論理的な気がしました。
自分の理解で要約していますが、だいたいこんな感じ：
「乳がんについては、乳がんと診断されても転移する乳がんと転移しない乳がんがあって、８０−９０％くらいは転移しないのに、今の医療では転移するタイプかそうでないかは判断できないので、全部を切り取ることになっているが、それは無駄な手術で健康を損なうものだ」
・・・・という説。
まじか。
その説曰く、無駄に手術することで健康を害する人々が溢れているのは罪悪である・・・と。乳がんとして進行したとしても、転移するのはたったの１割。進行するにまかせておけば、その後は腫瘍が破裂するなりなんなりの終焉をむかえて転移は無しで、無治療で解決することも可能だってことらしいです。
まじか。
まじでそんなことを唱える医療者がいて、それを信じる患者もいるのか。
まじか。
その説はそのブログ主の方が抜粋掲載している文章を読んだだけですがね。
「ただガンが大きくなった時点で転移するタイプだと分かった場合には、アグレッシブな抗がん剤治療などが必要になる」とも書かれているらしい。
まじか。
ってかさぁ。
結局ほぼ大半は”転移しない”乳がんなんだから標準治療なんてナンセンス。放っておいてもほぼ大丈夫。でもダメな１割に入った場合は、放っておいたら大変なことになんぜ！でも１割の可能性のために健康な身体を切ったり貼ったり放射線に晒したりするのは無駄だよ。（注；これ、私の意見じゃないからね！）
って言われてね。
そっか。んじゃ、そのたったの１０％の可能性は忘れて十中八九大丈夫なら安心だね♪
・・・・ってなるものなのか？どうなの？
温浴効果でガンが治るっていう説を信じて、民間療法に大金を費やすとか・・・・
まじか。
あくまで補助的な療法としてはアリだと思います。免疫療法なり食餌療法なり温浴療法なりビタミン点滴なり・・・
免疫を高めることでがん細胞の増殖を抑えるってことはある程度理論的な治療法だと、私でも同感です。
でもガン細胞の集積を壊滅させられない治療をして、運を天に任せることを是とする医療（を語る）従事者がいるってことに瞠目。進行癌が見つかった場合に緩和ケアに重点を置く方向を薦めるのとは全く違う話だし。
しかもおおむね大金がかかる治療だし・・・やってる人は商売なわけだし・・・
まじか。
寝不足であることを除いても、なんだか全体的にエレルギーを消耗することこの上ない。
元気なくすわぁ。このブログの方に罪はないですよ。そういう情報発信だって認められて然るべきなんです。
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が。
読むべきじゃなかったなぁ・・・
とほほ。
で、このまま終わると暗すぎるから・・・
脈絡もなくコレ↓
先日の当社オフィス（キリギリスのデスクのすぐ後ろのラウンジ）
こんなことが繰り広げられるオフィスで働いてます。
そして自宅↓
先だっての自分バースデープレゼントでIKEAで買い物しまくった結果がコレ。
リビングのソファ周りが片付いたわ〜〜。
ますますソファをはなれずに、ありとあらゆる活動ができる方向にキリギリスの生活環境は整えられています。
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いいのか？！
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本日は、ちょっと言語ネタでもなく、うまうまネタでもなく。楽しくも清々しくもないネタでお送りしておりますが、これ自体を読まなきゃよかったなぁ・・・・ってくらいの意味無しな感じであることはさておき。この辺のボタンをクリックすると、キリギリスが喜ぶ仕組みになっております。よろしくおねがいしま〜す
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