浅草初詣と初ディナーと友情と。 | キリギリスのつぶやき

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キリギリス体質な社内通訳者の悪戦苦闘な日々のつぶやき・・・  
   

遡ること1月4日に、毎年恒例にしている浅草寺と浅草神社のダブル初詣に行き、これも毎年恒例の友人たちとうまうまディナーしてきたキリギリスです。

 

 

いつもの気のおけない5人組でのわいわいしながらの初詣か〜ら〜の〜、銀座でイタリアンディナー。

 

 

 

4日だと、まだまだ混雑がすごい浅草寺の雷門↓

 

 

暮れかける浅草寺境内↓

 

↓本堂はすごい混雑。ちょっと脇によって正面を避けると早めにお参りできます。

↑観音様、右脇から今年もどうぞよろしくお願いします!!!

 

 

 

お財布に銀色のコインしかなく、通常ご縁があるように五円で済ませているお賽銭を、通常の20倍にパワーアップさせてきました。

 

 

観音様、今年も家族や友だちや自分が元気で過ごせますように!

 

 

そして、凶率が3割もあると言われている浅草寺のおみくじ。(確率高過ぎんだろー!)

過去には三年連続で凶が出たこともあります。

たいがい凶なんですよね、浅草寺でおみくじ引くと。

 

 

 

だったら引かなきゃいいのに、なぜか引いてしまう・・・

 

 

 

 

思い返せば、乳がんの診断を受けて、気持ちも晴れぬままに行った2017年の初詣で、凶を引いちゃいましてねー。実に手術を1ヶ月後に控えていた時でした。

 

 

 

その日に、仲良しの初詣メンバーに病気のことを告白しようと決心していたんだけど、なかなか言い出せなかった。

そうこうするうち、お参りを済ませたら老舗の鰻屋さん”前川”さんでうな重でも食べて帰ろうかって話になった。じゃ、鰻屋さんのお座敷に座ったら、みんなに言おう!って自分の中で決心して、でも何だか言い出せるか不安になってきていた夕方でした。いつもの習慣で引いてみたらさ。凶だった。

 

 

 

あの時は、めっちゃめちゃ悲しかったんだよなぁ・・・

で、もうおみくじなんぞ一生引くもんか!!って思った。

 

 

 

 

 

でも。懲りずに今年もひきました。(ちまみに、去年だって引いたしね)

 

 

 

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大吉だった〜YAY!!!

病気:治ります。養生に気をつけましょう。

 

 

 

 

 

いいじゃんいいじゃん。

 

 

占いやおみくじなんて、良いことだけ信じればいい。

そう思います。

 

 

でも、あの手術を目前にして引いた凶は、今思い出してもめっちゃ気持ちが締め付けられる。

 

 

 

そんな精神状態の時には、引くものじゃないですよね。

 

 

 

 

ま、さておき。

 

 

 

2019年の初うまうまディナーは、銀座の老舗イタリアン KAZAN (Webはこの辺〜)

 

↓上段 鮮魚のカルパッチョ

下の段左から、”ワタリガニと旬野菜のムース” 下段右”キャッツアイオイスター”

 

 

↓上段右がカジキをスパイシーに味付けしたメイン。上段左はカニの入ったフェデリーニパスタ

↑なんと行っても素敵だったのは、下段のこのデザート。

ふわふわの綿菓子に覆われていて出てきた時の状態。その上に暖かいホワイトチョコソースをかけて、雪が溶けるようになくなっていく綿菓子を目でも楽しむというデザートでした。

 

 

 

 

2年前に不安で揺れ動く気持ちを抑えて行った浅草寺参りを思い出しつつ、今年も同じ仲良し5人組でお参りをして、相変わらず夜まで喋り倒して楽しく過ごすことができました。

 

 

 

そして、改めて思い出しました。

あの2017年の初詣の時のこと。

 

鰻屋さんで、帰る間際になって、やっとおずおずと病気のことを言い出すことができて、みんなに励ましてもらって。でも、早期で見つかったんだから、心配しないでねーって、軽く言って笑うことが出来たことにホッとしたし、みんなに伝えられたことで肩の荷が降りた気がしたあとの帰り道でした。

 

いつもとっても忙しくしている売れっ子スーパー通訳のNNちゃん。なかなか一緒にディナーの日程を組むのさえ難しいことがあるのに、別れ際にこう言ってくれた。

 

”入院予定日と退院の予定日にはもう仕事を入れないことに決めたから。休みはとっとくから、よかったら一緒に病院に行くから、必要だったら言ってね”

 

こちらが気を使わなくていいように、でも、日程は空けてあるからって。一人で病院に行って手術に立ち向かったりする必要はないんだよって言ってくれた。

 

 

診断を受けた日に駆けつけてくれたNちゃんは、こう言ってくれたんだった。

”大丈夫だよ。一緒に戦おうね”

 

 

病院への送り迎えに車を出してくれて、買い出しやら通院もサポートしてくれたSちゃん。子育てをしながらフリーランス通訳をやってる多忙な中、療養中のクリニックに銀座のうまうまケーキを持って駆けつけてくれたAちゃん。合わせて5人の仲良しグループです。

 

 

今年も一緒に新年を迎えられて嬉しかった。アメリカのお土産をたくさん渡せて、おしゃべりしまくって。2年前のことを何度も思い出していました。

 

 

こんなにあの頃を思い出すっていうのは、2年経って、やっと何だか気持ちも整理がついたのかもしれません。

 

 

あの当時は全然平気!!っていう気持ちだけで乗り切ってました。

だから一切涙も出なかったのに、これを書いていると涙が込み上げてくる。みんなの優しさを思い出して、じんわりと。

 

 

やっぱりさー。

人生で一番重要なのは、ガンになってもなんでも、いつでも会えば笑顔にさせてもらえる友人を持つことなんだろうな。うん、間違いない。そして、自分も友人に万が一なにか悲しいことやつらいことが起きた時に、同じように気遣いのできる人間でありたい。そう思います。

 

2019年も、みんな頑張っていこうね。

 

 

 

 

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