ブラタモリ、シンガポールでも大人気です。いや、まぁ、特定のNHKラバー(注:キリギリス)にだけかもしれませんが・・・
しかーし、今晩の品川の運河編、楽しみだったのに、オバマ大統領のノーベル平和賞受賞スピーチのライブ放送とガッツリ重なってやんの。
後ろ髪ひかれつつ、
ノーベル平和賞の受賞スピーチで、軍事力の必要性と戦争の必然性を語るとは・・・なんとも皮肉でした。
オバマさんは好きです。非常に興味を惹かれる人物だと思うし、新しい「何か」を期待させるパワーと、カリスマ性のあるリーダーだと思う。確実に、余りにも分かりやすく、私の一生の中で可能とは思っていなかった偉業を成し、目の前で歴史を塗り替える瞬間を見せていくれた。
彼が、民主党の大統領候補指名を受けた際に行ったAcceptance Speachには振るえる程の感動を覚えた。あれほどのスピーチの名手を生で観たことが無かった。大統領就任の時の演説も見事だった。あのワシントンの様子とあいまって、涙が出るほど感動した。全部ライブで観た。
今日のスピーチは、終始一貫、どうしても言い訳くさかった・・・ そんな気がした。
ノーベル平和賞の受賞と、自らのアフガニスタン3万人増派の決断、その2つのつじつま合わせに終始した感が否めなかったのではないだろうか?
それでも、期待してしまう。彼が高々を語ったとおり、今の戦争が、この増派が、この先の流血が、本当にForce with Mandate(正当性のある力)の行使であると。
オスロ市内で、オバマ氏の平和賞受賞への反対運動は、かなり小規模であると、CNNは伝えていました。Violent(暴力的・過激な)反対運動ではなく、どちらかと言えば、「彼に更なる精進を求める」様な意見が大半だとか。
Now you won it, earn it.
それ(平和賞)を勝ち取ったからには、それに値する実績を!
オスロの町に、こうした落書きがされたのだとか。世界中からの今回の受賞に対する批判は、この1文に集約されると思う。
オバマ氏に期待をしている。オバマ氏の受賞はやぶさかではない。
でも、本当に実績をあげるのは、これから。そして、それに世界が、私も期待して止まない。
ノーベル賞の前渡しの様なもの。Please earn it, Mr. President!! 期待しております。