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長野渡航も終わりました。
今回思った事は、それぞれの地方にあるTVドラマやアニメの聖地の行方です。
上)
先日お邪魔した長野県大町市も2002年と2012年に出来たアニメの舞台になっています。
2014年に訪れたときは温泉施設内にも上の写真の様なアニメの資料や写真が展示してあったのですが今回は見ませんでした。こういった効果に期待できるのも長くて数年、その後徐々に、と言うか速いスピードで記憶から消えて逝っている感じです。
2002年にここを舞台に製作されたアニメ「お願いティ〇ャー」や同じく長野県内の小諸市を舞台にした2012年製作の「あの夏で〇ってる」は個人的には好きな作品でしたが―――昔の雰囲気は年月を経るとともにイメージが希薄になって来ているのを感じています。
これに似た場所は大洗市(何県だっけ?)もそうですがここはファンや地元の人がかなり精力的に町お輿に取り組んできたため、まだ、そのイメージを維持出来ている感じです。
私が思うところですが、聖地とは単に観光の場ではなく、来る人にとって大切な場所でなければならない……別の角度で言うと長い年月(来る人が年齢を経ることによって生じる精神的変化)に耐えうる
ものでなければならないんじゃないかと思うんですよ。
一時的には盛り上がりますが、正直あとの反動を想像するとゾッとします。ドラマやアニメ、また乗物や物を題材にした話がどれだけ時間的な風化に耐えられるのか気掛かりです。