川越市富士見町にある仙波愛宕神社は、防火の神「火産霊神」を祀った神社。
仙波愛宕神社の拝殿・本殿は、盛り上がった小山の上にありますが、この小山はなんと古墳。川越市指定の史跡「愛宕神社古墳」です
境内には松尾芭蕉の句碑があり
「名月に 麓(ふもと)の霧や 田の曇(くもり)」と歌われています
ここ一帯は仙波台地と呼ばれ、芭蕉がこの句を読んだ伊賀国上野赤坂(三重県)と同じく、台地の先っぼで眺望がよく月見がしやすいことからこの句碑が置かれています
仙波愛宕神社の裏手へ回ると、神社なのに地蔵尊が安置されています。
お名前は延命地蔵尊。
その名の通り、長生きや新しく生まれた子を護る御利益があります。この延命地蔵尊は、今から約270年前の元文元年(1736/江戸時代中期)からこの場所で、多くの人信仰を受けて居るそうです
祭神:火産霊命
記紀神話における火の神。『古事記』では、火之夜藝速男神(ひのやぎはやをのか み)・火之炫毘古神(ひのかがびこのかみ)・火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ;加具土命)と表記される。また、『日本書紀』では、軻遇突智(かぐつち)、火産霊(ほむすび)と表記される
境内社: 水神・不動・延命地蔵・倶利伽羅不動
神社入り口
手水舎
古墳となっている為、階段を登っていきます
境内に通じる階段は一段と急に・・・
ひっそり 拝殿が有ります
延命地蔵尊へと向かいます
延命地蔵尊