マンドレイク『現代誤訳 竹盗物語』@新井薬師前ウエストエンドスタジオ

とある観劇での折り込みチラシで見てタイトルに撃ち抜かれたんだけど、その時はスルー。でも今年のウッディシアターでの観劇で同じチラシを見つけ「これは捕まったな」と思って拝見しに赴きました。知り合い居なけりゃ傾向も判らない、全くのジャケ買いでの観劇です^^;


久々に浴びる系の演劇でした。夢の遊眠社をベースに、実録犯罪物を背骨に立て、アングラ風味を効かせて……なんて分析はこの際どーでもいい!舞台上の俳優がどう動くか、何を発するか、一瞬後に何が起こるか、このドキドキとワクワクだけで2時間ぶっちぎってくれました。なかなかにクレイジーでまた良し(^^)

サウンドシステムがまた効いていたね〜。これ位胃腸にクる音圧があるとそれだけで快感で、しかも鼓膜には優しいってんだから快さも層倍です。地下のハコってロケーションも効いていたのかな。


浴びる系のお話だから、筋を追うのは当然放棄しました^^;私程度の圧縮解凍ソフトじゃ散文調のセリフ構成は理解なんか出来っこない。第一この形態の芝居の価値はそんなところに無いと思ってるし、事実そうだったからなんの問題も無い。

2時間経って、『芝居を観た』という心地良さと満足感を得られました。それ以上に何が要る?


6年前にくによし組と出逢って以来のジャケ買い観劇でしたが、今回もジャケ通りに楽しかったです。オススメです。少々追っかけてみようとも思いました。

本公演は残念ながら11日千秋楽。お疲れ様でした♪